ジャンル:黒子のバスケ お題:出来損ないのラーメン 制限時間:15分 読者:16 人 文字数:712字 お気に入り:0人

隣の君へ

面白いネタから面白くないネタまで、玉石混交で送られてくるSNSのメッセージだった。まめにチェックはしない。一日の終わりに、たまに長めの休憩がとれた時に、新着マークが出ていれば確認する。その程度だった。
はぁっ?!
と声を上げてしまって、その声に気付いた人がこちらを見た。たまたま昼休み、食堂がまだランチ営業している時間だった。周囲に人もそれなりにいた。
──赤司なら俺の隣で眠ってるぜ!
高尾からよく理解できないメッセージと写真が送られてきた。写真の赤司は目を閉じているが、眠っているわけではなさそうだった。眠っているときより表情が堅い。その眠ったふりをしている赤司の隣でにやけているのが高尾で、二人はスーツを着ていた、そして、社食らしきところにいるようだった。
なぜお前と赤司が一緒にいる、と聞く必要は無かった。赤司から聞いたところがあった。コンサルタントという仕事は業種を限定されず派遣されるものだと。高尾のいるIT企業にコンサルタントとして派遣されたのだろう。
──昼食が終わったのか
──その反応、おもしろくない!!!
──どうせ仕事だろう
──そ、ビジネスのお付き合いなの(はーと)
(いかがわしい方に持っていくな!
──まじびびったぜー。でも赤司征十郎なんて名前、そんなにいねーし。真ちゃん聞いてた?
──赤司は客先の詳細な話をしない
──さっすが
しかし、二人が同じ場所で仕事をするというのも、世間とは狭いものだ。先月会った時の、ほっそりした頬を思い出す。無茶をしなければいいが。日本企業は労働時間に関しては、外資より無茶をさせると聞いている。
──赤司にきちんと三食食べるように伝えろ
──お母さんかよ!

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