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夜もヘタレ、寝たら起きない



重さを感じて目が覚める。もぞり。仰向けのまま体が動かない。

「ぁ……おはよ、ソーニャちゃん」

バツの悪い顔をしたやすなが、私を正面から覗き込む。跨られている、のか。どいてくれ。目で訴えると、わざとらしく目を逸らされる。

「ソーニャちゃんは今日お休みだよね」

視線が合わないままやすなは続ける。時刻は日付を跨いだ頃。目を瞬かせていると、薄暗い部屋、やすながキャミソール姿という事にようやく気が付いた。

「その、えっと……いいかな」

眠い。頭が回らない、のでなんとなく声を上げておく。

「い、いいの?後でやっぱりなしとか言わないでね?」

ようやく察した。こいつはこんな所までへたくそなのか。小動物みたい。可愛い気がするけど、気がするだけなのかもしれない。

「あ、でもやっぱり……」

頭から蒸気でも出そうな程紅い顔になったやすなが、目を回して倒れた所で私はまた眠りに落ちた。


目が覚めた。隣では無防備な顔のやすなが眠っている。妙に涼しいと思ったら、私は寝る時に服を着ていなかったのか。
何か忘れている気がするが、気の所為だろう。

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