ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:消えた娼婦 制限時間:15分 読者:184 人 文字数:765字 お気に入り:0人
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頭、温度、それから血液 ※未完

 アバッキオの不在は痛かった。彼のスタンド能力があれば数分で終わってしまうような任務に、わざわざ足を運び、しかもナランチャのおもりまでしなくてはならない事実は、フーゴの脳の内側をちくちくと刺した。
 不機嫌と、ナランチャを足手まといに感じていることが本人に伝わってしまったのか、ナランチャはフーゴを少しだけ睨みつけた。
「なんだよォ……オレがいると邪魔、みたな顔しやがって」
「なんだ、よくわかってるじゃあないですか……。だいたい、地道な捜査ありきのこの任務に、ナランチャ、君が駆り出される事自体が間違っているんですよ」
 事件の概要はこうだ。
 ブチャラティ率いるチームが統括している区域で、次々に娼婦が消えていくという。彼女たちは皆、無登録で商売をしている連中に雇われた女なので、警察に探してもらうことはできない。だが立て続けに娼婦がいなくなれば、元締めの連中も商売ができないばかりか、残った娼婦たちが怖がって仕事をしなくなるのだ。それで、彼らはブチャラティに相談した。
 万が一殺人などが行われていれば、ブチャラティもこの地域を統括する者として見過ごせない。一刻も早く解決しなければならなかった。
 しかし、この手の事件をいち早く解決できるはずのアバッキオは本部からの任務で不在。ブチャラティはポルポに呼び出されている。ミスタも別の任務でしばらく留守にしていた。
 残ったのはフーゴとナランチャの二人だけだったのだ。かろうじてフーゴが残っていたことに、フーゴ自身が誰よりも安堵していた。頭を使う任務はナランチャには向かない。
「はあ、さっさと解決できればいいんですけど……」
「オレもガンバるからよォ、はやくおわして帰ろうぜえー」
 あんたが一体、何をどう頑張るんだ。
 そんな言葉を飲み込んで、フーゴは件の路地へ向かった。

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