ジャンル:創作論破 お題:死にぞこないの体験 制限時間:15分 読者:99 人 文字数:427字 お気に入り:0人
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死に損ないの意味を辞書で調べるべきだった ※未完

轟音、飛び散る赤。
隣にいた人が消えた。足元には水たまりができていた。
人々がざわめく、悲鳴が聞こえる。救急車、警察と叫ぶ声が聞こえる。
視線を下に落とすと厚さ10cmほどの大きな鉄板が落ちていた。すぐそばには工事中のビルがあった。
なるほど、状況を理解した。
つまりこの鉄板の下には人がいる。
完全にぺたんこになっている。ど根性ガエルだ。服にではなく鉄板にくっついてしまっているが。
しかし隣に立っていた人は歩いていた。つまり立位。上から鉄板が降ってきたなら縦に潰れているはずだ。ぴょん吉のようにはくっつかない。
ミンチ。
鉄板の下の人は人間の形をしていない。
想像もつかない。いったいこの下はどうなっているんだ。
鉄板は地面にぴったりとくっついている。人間はどこにいった。
薄く広がっているのだろうか。きっと骨は粉々になって血肉と混ざり、薄く薄くこの鉄板の下に敷かれている。
さっきまで生きていた人間が。
気になって仕方ない。鉄板を持ち上げたい。

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