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システマチック明晰夢 ※未完

今日はツイてる。
軽快な音楽と共にやたら騒がしい映像。
画面に映る3つのマークに口元が緩む。

「来たぜ来たぜ」

ガラスケースに入るコインは気がつくと溢れそうになっていた。
重さを腕に感じながら新しいケースを用意する。
この瞬間が堪らない。

「帝統」

ふと、名を呼ばれた。
騒がしい店内でその声だけやけに響いた。
はた、と振り向くと馴染みの顔があった。

「幻太郎」

言葉を発した瞬間、視界が暗くなった。
目の前にはブランコとゾウの形をした滑り台。
体の痛みを感じ、帝統は公園のベンチで寝ていた事を思い出した。

「あぁ、嘘だろ...」

がっくりと項垂れる。
久々の大当たりは夢の中の出来事だった。
帝統はまた眠りにつこうと考えたが、少し考えてスマートフォンを取り出した。



--



「また1文無しですか」

挨拶も無しに幻太郎は冷たい言葉を投げる。

「いや、そうじゃ無いけどよ、たまには理由無く訪ねてきても良いだろ?」

少し照れながらそう伝える。
幻太郎は目を見開きじっと帝統を見つめる。

「奢って貰いたいが為に変な嘘を付くようになりましたか...」

「ちげえよ!」



--


「ねえさ、幻太郎。帝統が寝てる時に何で話しかけてるの?」

棒付きキャンディを咥えたまま乱数が幻太郎を見る。
くつろいでいた幻太郎はその言葉に体を強ばらせた。

「ええと?」

「もしかしてバレてないと思ってた?ごめんなさ~い」

可愛らしく笑う乱数に幻太郎は顔色が赤くなったり青くなったりしていた。











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