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ヤミカラスくんとのおしゃべり ※未完

ヤミカラスは私の好きなポケモンである。
周りの人間はヤミカラスを不吉の象徴だと言うが、私はそうは思わない。
綺麗な黒い羽毛に、少し悪いことを考えてそうなキリッとした目。そんなところがとても可愛い。いや、愛してると言っても差し支えないほどである。
「君は今日も可愛いな」
そんなヤミカラスにいつも私は語りかける。ヤミカラスは私のように喋ったりできないが、それでも言っていることはわかるらしく、身振り手振りで私の話に受け答えをしていた。相当賢い部類のポケモンだと思う。そこがまた可愛い。
ヤミカラスとのお喋りは楽しかった。勝手に私が喋って、ヤミカラスがジェスチャーで言いたいことを伝えるだけだけど、それでも意思疎通を図ることは出来た。
この前は空についてお話しした。
広い大空を毎日毎日飛んで、もっともっと早く飛べるようになりたい、だとか、進化したら君も空に連れて行ってあげる、だとか空にいる天敵のポケモンがとても怖いだとか、そんな話をした。

そして今日は、いつもより速く飛べたことをヤミカラスは身振り手振りで表現した。
そして、自慢したかったのか私の目の前でものすごいスピードで飛んでみせた。
たしかにとても速くて私は驚いた。しかし、私は知っていた。空にいるポケモンには今のヤミカラスより数倍はやく飛べるポケモンがいることを。

次の日、ヤミカラスはおしゃべりしに私のところへ来なかった。
嫌な予感がした。夕方になっても来ないヤミカラス。慌てて家を飛び出し、ヤミカラスを探しに外へ出た。
だけどヤミカラスは見つからなかった。
代わりに見つかったのはヤミカラスのものと思われる黒い羽と、その羽の2倍ぐらいの大きさの羽が無数に落ちているのを見つけた。

おそらくヤミカラスは天敵ポケモンと戦ったのだろう。だが、奮戦虚しく敗れ去った。

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