ジャンル:東方Project お題:希望の正義 制限時間:30分 読者:40 人 文字数:1002字 お気に入り:0人

火霊の悩談

「失礼するわよ。」

そう言って、私は落ち着くような部屋に入る。

「あら、こんにちは。今日は何の用?」

向こうには紅白の巫女さんが私を歓迎する。

「大したようはないわよ。ただ暇つぶしに来ただけ。」
「へぇ。そういえばあんたがここに来るなんて珍しいわね。」

・・・こいつは私を永遠亭の引きこもりと同じく見ているのかしら?
まあ、引きこもってるのは事実だけど。

「慧音にちょっと話すことがあってきたのよ。
 帰り道が寂しかったからここに来た訳。」

「まあ、ずっと立ち話しているのもなんだし、上がって頂戴。」
「ええ。そろそろ足が限界だわ・・・」
そう不満を吐きながら、部屋へと上がり、静かに座る。

「・・・あんたはいいだろうね。」
そう私がボソッと話を吐くと、巫女さんが慌てるような顔でこっちを見てくる。

「どうしたのよ?急に。私を羨ましそうに。」

「私って、不死の体でしょう?けどあなたは違う。
 死にたくなる時はそっと死ねるじゃない。」

「あら、あなたは博麗の巫女をそう思ってるのかしら?
 そう安いモノじゃないよ。博麗の巫女ってモノは。」

「あはは。ごめんなさい。けど、あなたの言う通り、
 蓬莱の人形達-わたしたち-は時々普通の人間-あなたたち-が羨ましくなるの。」

「けど、希望はあるかも知れないでしょ?
 いつも貴方達で死ぬように戦ってる-あぞんでる-じゃない。」

「希望・・・ね。
 今まで限りなく聞いてきた言葉だけど、今更それを聴くとちょっと胸が痛いわね。

 ・・・希望って、何でしょうね。私達がただ見ている夢?
 私達が望んでいる未来?」

「希望・・・か。
 私達が叶わなければいけない、私達の願望・・・かしらね。」

「・・・叶わなければいけない・・・か。
 そうね。希望を叶わないと心が沈むんだもの。」


「・・・その願望が砕かれても、踏まれても、
 また拾えばその願望は叶われるわ。
 躓くことは当然のことよ。」

「そう、よね。誰に否定されようと、私は私の希望が叶う。
 そう信じ続ければきっとかなうよね。」

「・・・夕暮れが綺麗になってきたわね。
 ご飯、食べていく?」

「ええ、お願いするわ。」



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希望といえば蓬莱の薬への抵抗、ですね。




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