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黎明の付喪神、戦場での邂逅 ※未完

俺たちが戦う付喪神としての『叩き台』だということは薄々分かっていた。
顕現されたばかりの刀剣男士という存在が如何に信用されていないか、時の政府と名乗るあいつらの態度の端々で伝わってくるんだ。
呼んだのはあんた達だっていうのにな。
「厚、西南」
「ん」
山の合間から差し込む夕日の逆光を背負って敵の歴史修正主義者がこちらを目指し蠢いているのが見える。お互いに目視した状態での睨み合い。あとはどう有利に間合いに踏み込むか、だな。
「大太刀が多いよ。ばらける?」
目視の情報をそっと投げてくる乱藤四郎の提案に俺は逡巡する。
「…いや、こちらも石切丸で対抗する。その隙をついて俺たち短刀が」
ビュッ
「!?」
「打刀2脇差2!投石です!」
木の上から様子を伺っていた前田藤四郎が飛び降りざまに叫ぶ。選ぶ猶予はないってことだな。
「対になって迎撃!」
「「「「応」」」」
俺は近くにいる乱と直撃の石を避け、木の根に隠れる。敵に背を向けていた前田のフォローには愛染国俊が入り無理なく回避できている。
大ぶりに降った大太刀がカン、とつぶてを弾く音に目をやると、砕けた破片の雨から秋田藤四郎が目をかばっているところだった。
「あっ、秋田と石切丸さんか…」
秋田はこのメンバーの中でもまだ新人だ。沈んでいく夕日、夜目がきかなくなる石切丸を手助けする力量はまだない。
「ボクがいく!」
「乱!」
俺の制止を聞かず乱が走っていく。
しかしその途端だった。
周囲で地鳴りが起こり、敵味方関係なくその場の全員が足を止めた。
…歴史上この時代でここまで酷い地震があったか?俺が知る限りはないはずだ。再開された投石にさらに火の手まで上がり始める。
「くそっ」
逆光でうごめく敵が夜と灰色の靄に紛れてしまうのは時間の問題だ。こちらに夜目がきく短刀が多いとはいえ、接近してやたらと刀を振り回すことはできない
見上げた崖に美しい顔立ちの歴史修正主義者

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