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ほかほかの幸せ(源氏兄弟)





「あ。これ美味しそうだね。食べ、」

「食べたらだめだ。つまみ食いは行儀がわるいぞ、兄者。」

最後まで言い終わる前にぴしゃりと釘を刺された。髭切は残念そうに食べたかったなあ、とぼやくがさほど未練はないらしく、調理中の膝丸のとなりから離れて冷蔵庫へと向かう。

膝丸が作っているのはコロッケだった。油であげている最中なので、フライパンの中からはじゅわじゅわと美味しそうな音がして、だんだんと衣がこげるいい匂いも漂ってくる。

つまみ食いはよくない、と言ってみたもののたしかに揚げたばかりのコロッケの美味しさといったら罪な味だ。熱々でさくっとした衣を噛めば、中からはホクホクでとろりとしたジャガイモと挽き肉、隠し味のみじん切りにした玉ねぎが半溶け状態で絶品だ。

最初のひとつが出来上がり、キッチンペーパーを強いたバットの上に置く。チラリと髭切の方を確認すれば、先に食卓へ座ってスマホをポチポチといじって待機していた。

さきほど油に入れたばかりのコロッケは揚がるまでまだ少しかかる。膝丸はそっと先程揚がったばかりのコロッケを包丁で小さく一口サイズに切り分ける。サクリザクリ、と良い音を立ててコロッケの断面からほわほわと湯気があがる。

小皿に取り分け、箸を片手に膝丸はどこか楽しそうに微笑みながら髭切のもとへ向かった。

コロッケはきっと最高に美味しいはずだ。

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