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昼休み

絆さ



明るい日差しの中、私は空を眺める。照っている日が眩しくて目を閉じる。なんだかんだ言って私は光より影の方が好きなのかもしれない。そっと公園のベンチに腰掛けた。
柔らかな風邪がそよぐ。たまには仕事を忘れてこんな日もいいのかもしれない──そんなふうに思っていると、ボールがこちらへと飛んできた。
「すみません! 投げてください!」
旅行者なのだろうか、見るからに気合いの入った化粧をしているのにも関わらず、ラフな格好でバレーをしていた女の子がこちらへと近寄る。ゆるふわ……というのか、幼げで可愛らしい顔をしている。私は彼女に向かってボールを投げ返した。
「ありがとうございます!」
彼女は上手にボールを受け取り、友人の方へと振り返る。
彼女にしよう。
私はそのままバレーを続ける彼女をずっと見ていた。
バレーが終わったのか私の座っているベンチの横に置いてあったカバンを背負う。私は彼女の腕に手を重ねた。ひっと、彼女から小さい悲鳴が出る。
「済まないが、ちょっと手伝ってもらっても構わないか?」
彼女の戸惑う顔を他所に私はベンチから立ち上がり、彼女を引連れ路地裏へと行く。
路地裏は閑静で人っ子一人いやしない。戸惑い、抵抗する彼女の手に跪きキスをする。すると彼女は私の頬を叩き、そのまま逃げようとする。そんなことは許さない。
私は彼女の頬に私の能力なのだろう、キラークイーンで殴る。殴った勢いで彼女は壁にぶつかる。歯をかけたのか、口から血が出ていた。
「入れ歯……しなきゃだね」
私はそう呟きながら方怯え続ける彼女の方へゆっくり近づく。
「そんなこと、考える必要はもうないけれど……ね?」
次の瞬間彼女の姿は消え、麗しい手だけが残った。私はその手を取り、胸ポケットへと入れた。
たまには、こんな日もいいかもしれない。私はそんなことを思いながら路地裏を後にし、昼休憩の終わった会社へ向かった。

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