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長谷部が包丁に歯磨きを教える話

「は、って、歯のこと? もしかして」
「そうだ。なんだと思ったんだ」
「そりゃあ俺たちだったら、刃、でしょ。長谷部はそう思わなかったわけ?」
「ああ、まあ、確かにな。いや、どうだったかな。ともかく、これがお前の分だ。包丁藤四郎」
 長谷部が首をかしげながらも俺に小さいブラシを押し付けてくるので、しぶしぶ受け取る。
「歯を磨いたからってなんだっていうのさ」
「歯がきれいになる」
「別にきれいじゃなくてもいい」
「だが歯が汚いのは、口臭の元だ」
「ええ」
 臭い口の刀剣男士には幸いまだ出会っていない。ということは、この本丸の男士たちは皆、歯を磨いているのだろうか。
「ばかみたいだ」
「そうだ、口が臭いのはみっともないんだ」
 長谷部は俺のぼやきの意味をすっかりはき違えてうなずいている。
「ほら、歯ブラシをこっちに出せ」
「あげるって」
「いらん、それはお前のだ。で、これが歯磨き粉」
 長谷部によってチューブから押し出された白色のねっとりしたものが俺の歯ブラシの上に乗せられた。ますますこれを口に入れる気がしない。全然粉じゃないじゃん。
「人の身を得たのだから、できることはなんでもやるのがいいと、俺は思う」
 しゃこしゃこと歯を磨いている長谷部のことが、俺はまだちょっと信じられない。
「それでなんかいいことあるかな」
「あるさ」
 どうして即答できるんだよ、と思う。とりあえず歯ブラシを口の中に入れてみる。
「まずい」
 長谷部がくっくっくと肩を震わせて笑っている。顕現したての俺に本丸を案内してくれるこの刀は、ずいぶんといい性格をしているらしい。

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