ジャンル:僕のヒーローアカデミア お題:フニャフニャの宿命 制限時間:15分 読者:44 人 文字数:1110字 お気に入り:0人
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カッコイイフニャフニャ

どうしても、映える個性というのは差があるものだ。
華やかなヒーローを目指す者が大多数の世の中で。
思想や、スタイルがフニャフニャと定まらない者と言うのは。

つまはじきにされるか、うまく擬態するかだ。

ホークスは羽根を弄りながらふっと自重気味な笑みを浮かべる。

自由に、フットワークの軽い風雲児。

誰の事だ?それは。

仕方がなかった、そういった経緯を汲むしかなかった。
フニャフニャな存在であるコトを決めたその想いはある意味強固で、柔軟性からは程遠い。
ソレを見透かすようなプロヒーロー、エンデヴァーの視線は、胸元を締め付ける。

そんな目をしないでくれよナンバーワン。
俺だってわかっているさ。
どこにも属せない、どこにも属すそんなコウモリのようなヤツの居場所はいつか足元を掬われ露と消える事ぐらい知っている。

「ホークスはすごい。」
ふて腐れたような常闇との習慣となった夜間飛行中。
ボソリといじけるようなその声が現実に引き戻す。

職場体験での最期の不満だろうか。
そういえばそろそろ終了だったか。
「ん?」
そういった事に気づいていない振りをするのも大人の優しさだろう。
曖昧な笑みで振り返ると。

真っ直ぐに、射抜くような瞳で見すえた彼は続ける。
「貴方は、いい加減な……、柔軟、いや、なんというか。違うな。こう……他のヒーローにはない。その。」
「……俺はその辺は平凡だよ。」
彼の気の効く言葉を待たずに結論を出そうとすると。
「いや、そう!!フニャフニャ!!」
「はぇ?」
想定外の単語にポカンとしていると。
会話終了を遮ろうと咄嗟だったのだろう。
もだもだと恥ずかしがる様子を浮かべながら。
消え入りそうな声で細くする。

「なんというか、貴方はナンパな感じで。正直、いい加減だと思った。お調子者だとかそういう。ナナメに構えるのがかっこいいと思っているようなそういう輩かと。」
「おいおい、言ってくれるね。」
思春期ボーイ、ソレを君がいうか厨二病盛りの君が。
苦笑がうかぶこちらのキモチなど無視して彼は続けた。
「だけど、ソレは臨機応変というのだと気づいた。」
「そう?」
「だが、正しい対応というよりは、やはりこう、いい加減な形で。そう思うと的確にあなたを示す言葉が浮かばなかった。」
子供と言うのは時に聡いから困る。
「あなたをあらわすのはだからフニャフニャじゃないかとおもったんだホークス。何者にも囚われないフニャフニャなのに。軽くかっこいい。」
ああ、なんて殺し文句。
無邪気故のホメゴロしに淡く笑い、彼の望むようなフニャフニャなヒーローの宿命を背負いなおそうと。
心に決めるのだった。

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