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前田と鶯丸とお茶

「お茶が飲みたいな」と鶯丸が呟いた。いや、呟きというか確実に前田藤四郎が通るのを狙って言ったのだろう。
「あの、僕は前田ですよ?」
「ああ、知っている」
頻繁に鶯丸の世話を焼く兄弟、平野藤四郎と間違えているのでは?という疑問はあっさりと答えられた。確信犯だ。前田は平野ほど茶に精通しているわけではないが、こうはっきり求められてしまうと拒絶も出来ない。
少々お待ちくださいと告げ厨へ向かった。

果たして前田は困り果てた。厨へ来れば誰かしらはいるだろうと思ったのだが誰も居ない。静かで冷たい場所だった。
ま、まあお茶くらい入れられますしなんとかなります!と兄の口癖を借りて己を叱咤し茶が置いてある棚を開ける。開けた途端に広がる香ばしい茶の香りに普段ならば頰を緩めるところだが、今ばかりは眉間に皺が寄り難しい顔になってしまった。
多いのである。種類が多い。
鶯丸は茶が好きなことで有名で緑茶だけでも数種類ある。その上歌仙兼定の抹茶や、紅茶にコーヒー多種多様の飲み物の粉末が入っている。流石にコーヒーの区別はつくがどれが鶯丸の喜ぶ茶なのかわからない。やるからには全力で、鶯丸を満足させたい。
見やれば缶の一つに『王族も愛した香り』と書かれていて、高貴なお方も満足するのならば素晴らしいお茶なのでしょう、と赤っぽいその茶葉を前田は入れることにした。

鶯丸のもとに戻ってきた前田はしょんぼりと湯呑みをもって現れた。
「間違ってしまいました…」
香ってくるものは紅茶のもの。鶯丸は笑って、
「たまには英国の茶も良いものだ」と湯呑みを受け取った。

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