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爛れ青き日々はベッドの中で



穢されたのは

隼→ユト。R15程度

心地よい気だるさに包まれ、隼は意識を覚醒させていく。
糊がきいていたはずの自室のベッドシーツはすっかり乱れ皺だらけになってしまった。無理はない、眠りにつくまでに二人で散々絡み合っていたからだ。
のろのろと起き、寝ぼけ眼のまま隣で小さな寝息を立てる「彼」の横顔を見つめる。
ツンツンと立っているが触ると以外と柔らかい髪、少しばかり日に焼けた肌、そしてまぶたの中に閉じ込められた寂しげな灰色の瞳。
彼は一糸纏わぬ生まれたままの姿で、隼もまた同様の姿であった。

――隼と三歳年下の親友でもある彼、ユートが「そういう関係」になってから数週間が経っていた。

最初は自分を受け入れる度に苦しげに目を閉じ、喘ぎながら必死に隼にしがみついてきた彼。
しかし「同性同士のそういうこと」についてどうすればもっと互いに快感を得られるようになるか調べ、時に実践していった。
二人は真面目かつ真摯だった。一つの物事に対しても、そして思春期の少年達らしく性的なことに対しても。

二人は他の誰にも、大切な少女にも知られないよう目を盗み、秘密の逢瀬を重ねた。
ユートの引き締まっていながらどこか少年らしい堅さを残す体を余す所なくあらゆる方法で触れ、少しでも反応を見せれば執拗に責めていく。
「しゅん、もっと」と甘い声を出し、誰も見たことのない蕩けきった表情を自分だけに向けるユート。
それを見るたびに背筋がゾクゾクするような征服感、達成感を味わった。その反応がみたくてますますその行為に、年下の親友の体に溺れていった。
それは青く、欲に爛れた日々だった。

そして快楽を与えたのならば、自分にも同じくらい返してほしい。
隼はユートに自分の体の隅から隅まで触れることのできる権利を与えた。
カードに優しく触れるその小さな手が、整った指先が自分の肌におずおずと触れていく。
「ここは気持ちいいのか、しゅん」と必死に聞いてくるその目。
それだけでも自分が彼に触れる時とはまた違う心がじん、と震えるような愛しさを隼は感じていた。


――こういう関係になってしまったが、果たして自分達は「親友」と呼べる間柄なのだろうか?

まだ眠るユートの頭を、髪を優しく撫でながらそんなことが胸に浮かんだ。
ふと、撫でる手がくすぐったかったのか「ううん……」とユートがうなり始めた。
その姿がなんとも言えず愛らしく、隼は一つイタズラをすることにした。

彼の体の中で一番柔らかな部分に、キスを一つ落とした。

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