ジャンル:Fate/Grand Order 新茶ぐだ♀ お題:ゆるふわな転職 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:710字 お気に入り:0人

責任重大。

「マスターはマスターではなくなる日のことを考えたことがある?」
「えっ……」
彼女は、言葉を詰まらせる。
名言はしていないものの、これは「我々の別れる日を想像したことがあるか」という問いに他ならない。
「一度だけ、ある……っていうか、わかってるでしょ、一年と半年前」
「……ああ、そうだったネ」
「あの時、すっごく普通だったよね、モリアーティ」
「そうだナァ……まあ、結局こうなるだろうという予測はしていたからかナ」
あの、雪の要塞が簒奪されるに至る一件については、ごく一部で秘密裏におおまかな予測が立てられていた。
ただ『フィニス・カルデア』が他人の手に渡り、チームが解体されるだけでは済まないだろう、と。
「ここへ流れつく間にホームズばかりが良いとこ取りをしたようで業腹ではあるけれど、私に出来ることは悪のプランニングだけだからネ。活躍できない場面ではおとなしく身を潜めておくのが、スマートな悪役というものだとも」
「……わたしと会えなくなることなんてたいしたことないのかなぁ、ってすっごく寂しかったわたしの気持ちは?」
「これからいくらでも穴埋めするから、許してくれない?」
「いくらでも?」
「もちろん。出来る範囲で、だけれどネ」
「じゃあ……」
呟いて、彼女が目を閉じる。
誘われるように、キスをした。
触れただけの唇を離して、至近距離で笑みを浮かべる。
「……およめさん」
「ン?」
「だから、およめさん。マスターじゃなくなったら、およめさんがいい」
「……出来る範囲で、と言ったはずなんだけれどナァ……」
「出来るでしょ、あなたなら」
「善処しよう」
もう一度、今度は深くキスをした。
眼鏡が、邪魔だった。

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