ジャンル:ダイヤのA 沢クリ お題:複雑なライオン 制限時間:30分 読者:27 人 文字数:864字 お気に入り:0人

この世で最も熱い歯磨き粉 ※未完

「おはようからお休みまで師匠の生活を見守りたい!」
「お前は何を言っているんだ」
 クリスが青道高校を卒業してから早数ヶ月。電話口で開口一番、恋人である沢村はそう言った。
「おはようからお休みまで――……」
「いや、言い直さなくていい」
 聞き返したわけではない。相も変わらずよく通るその声は、電話越しでもしっかりクリスの耳に届いていた。
「変なことを言うな、という話だ」
「何が変なことですか! もう何ヶ月クリス先輩に会ってないと思ってるんですか! 俺はもう限界です!」
 確かにお互い部活が忙しく、恋人である沢村とはなかなか会う機会も無いままでいる。卒業してから全く会えていない。
「だからと言って歯磨き粉のメーカーのキャッチコピーのようなことを言うな」
「おはようからお休みまでクリス先輩の生活を見守れるなら俺は歯磨き粉にでもなりたい!」
「……俺は歯磨き粉を恋人にする趣味は無いぞ」
 至極当然のことを言っても、電話の向こうの恋人は収まらなかったようだ。
「だって……クリス先輩は平気なんですか……俺はこんなに先輩に会いたいのに……」
「歯磨き粉じゃなくても、お前が卒業したらそうすればいいじゃないか」
「! それはもしや、クリス先輩と一緒に住まわせていただけるというお話で!?」
「まあ……そうだな」
 沢村の進路次第だが、可能ならば同棲するのも悪くはあるまい。今暮らしている部屋は2年契約で更新だし、新たな物件を探すタイミングとしてはちょうど良い。
「やったー! クリス先輩にプロポーズされたどー!!」
「!?」
 待てどうしてそうなる。こいつにとって一緒に住むイコール結婚なのか。
「そうと決まれば先輩のご両親にも挨拶しなければなりませんね! ああでもお義父様にはちょっと嫌われてる……そうだ! 『甲子園優勝投手』の肩書を持っていけばきっとお義父様も認めてくれる!」
 そんなことはないし落ち着け。
「よーしそうと決まれば自主練だー!」
 色々とツッコミは追いつかないが、それだけは言いたい。
「オーバーワークだ」

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