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SEEECRET! ※未完


 体重計に乗った瞬間、叫び出しそうになる自分を懸命にこらえた。男所帯の此処で、この事実がバレたら笑い者になることは避けられない。長年此処に居続ける感がそう訴えた。

 ひとまず、これまで以上に真剣に任務に努めて、運動量を増やし、なるべく健康な生活を送らないと。
 報告書も適度に手を抜く程度に留めよう。今までさんさん手を抜いてきた訳だから、幾ら健全な睡眠時間のためとはいえ、急に態度を改善したら怪しまれるに違いない。
 何分直属の上司の感はイイ。他人に無関心な最高責任者よりよっぽど他人を見ているせいか、絶対バレてしまう。
 食生活に関しては一日一食なんて平然とやってのける部分を入れ替えればいい。散々周りにきちんと食事を摂れ、と言われているのだから。ただ、間食は無し。

 後は言い訳だ。
 これでも一応“女”の扱いは受けている。一人部屋だし、生理がくれば任務は多少軽くなる。最近肌荒れがヤバいから、とでも言えば通じるだろうか。心は乙女なあの人がいる場なら、きっと過剰反応して私にとって有利な状況に物事は運ぶはず。


 ―――勝算は見えた。後は実行に移すのみ。…思い立ったら吉日とも言うし


「指折り数えて何やってんだあ?」
「うわああああああああああ、なんでいるの!!!!」
「テメェが部屋の扉あっぴろげてんのが悪いじゃねえか。俺はそれを注意しに来ただけだぁ」
「…あ、あっそう。それは失礼しました。以後気を付けます」

 ひょっこり現れた上司、ことスクアーロの突然の発言に肩が跳ね上がる。多分消してあるとはいえ、体重計の数値を観られたらヤバい。一発でバレてしまう。
 自らの不始末を謝りながら、そそくさと部屋の外へと彼を追いやるために頭を回す。

「で、気配も消してねえのに気付かねえほど夢中になって何考えてんだ?」
「いいの!気にしちゃダメ」

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