ジャンル:青の祓魔師 お題:暑い強奪 制限時間:30分 読者:603 人 文字数:1012字 お気に入り:0人

お鍋を食べる話 ※未完


祓魔塾へと向かう途中のこと。桃色の煙が辺りに立ち込めたかと思えばその直後に能天気な声。
道化師のような格好をした背丈の高い男。正十字学園の理事長であるメフィストフェレスその人だ。

「奥村先生こんにちは☆」
「忙しいので用件は手短にお願いします」
「ええ、そのつもりです。これを」
「…手紙?」
「ええ。私からのラブレターですよ☆破ったら泣きます」
「……では、失礼します」

やたらとファンシーな手紙を押し付けると出てきたときのように煙と共に消えて行った。
開きたくない、その場で捨ててしまいたかったが彼は必ずどこかで見ている。
今も嫌そうに顔を歪める様を、そして手紙を読んだ時の顔を見ているのだ。

「…喉元過ぎればと言うし…」

嫌なことはさっさと終わらせよう。ため息をつき開くと手紙と同じくやたらと可愛らしい丸文字で書かれている内容。
それは晩餐会を開くので必ず来るように、とのことだった。
行きたくない。絶対に行きたくない。が、自分が呼ばれているということは兄も来るはずだ。
いつか出された酷い料理を燐は雪男のためにと一人で食べた。あれをまた兄のみに食べさせるのは忍びない。


「…こんばんは」
「お待ちしておりましたよ☆ささ、こちらへ☆」

鬱々とした気分で授業をし、生徒らに心配されながらもなんとかやり切った。
そのままファウスト低へ直行するも、室内に燐の姿はない。雪男が教室を出るよりも早くいなくなったので、てっきりいると思ったがそうではないようだ。

「兄は?」
「彼には一時間後に来るよう伝えてあります。さ、始めましょうか☆」
「…はい」

燐が来る前に? 多少疑問は抱いたが、逆らってもどうにもならないだろうと椅子に座る。
いつもの掛け声で指を鳴らすとそこにはカセットコンロに置かれた土鍋が一つ。
このくそ暑いのに鍋だと。食欲が失せていくがそんなことを気にせずにメフィストは蓋を開け雪男の分をよそっていく。

「特製のキムチ鍋です☆召し上がれ☆」
「…頂きます」

湯気により眼鏡が曇る。食べ辛いな、と思いながら箸をつける。
辛い。が、なかなかに美味しい。燐の作る物は敵わないが、と言うのは身内の欲目だろうか。

「おっじゃましまーす!」
「お待ちしておりましたよ☆さあ燐もどうぞ☆」
「この暑いのに鍋…?」
「そう言わず。とてもおいしいですよ」

ねっ、奥村先生☆ などとウインクを飛ばしてきたが

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