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  ※未完

介錯してる。



とん、と表現するには、その音はあまりにも、重い。
どう考えてももっと濁音が入っているし、出来ることなら私はその音を表現する言葉を持ちたくはない。

―-戦況は劣勢。灼熱の洞窟を闊歩する巨大な竜の一撃は、私をかばうようにして前衛に立った若い姫君に大怪我をさせるのに、十分すぎるくらいの威力。
脇腹を抉られ、ひゅう、と彼女の喉から息が漏れる。武骨な鎧を纏う騎士は、姫君を守ろうとするのが一瞬だけ遅かった。悲痛な叫びが木霊する。大丈夫、わたしはだいじょうぶだから、と気丈に呟く声。すぐさま彼女のもとへ気功師が駆け寄ろうとする、が、遅い。遅すぎた。

紅に染まった羽織が翻る。男の目は濁っていて、なのにそれでいて爛々と。両手に握る刀身が、灼けるような洞窟の光を反射する。振りかぶる、ってええっと、刀も振りかぶるっていうんだっけ? 混乱している。混乱している間に、それは一瞬で終わ。
そして私は、その音を聞いた。

……私は、刃が力任せに少女の首を叩き斬る音を、とん、なんて可愛い音で、表したくない。

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