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左の許し

 薬指に輪っかを嵌めるだけで、自分に恋人がいると主張できるのはいい。
 月島は今日もカムフラージュとして、無機質な銀色の指輪を、右の薬指に嵌めた。結婚していない、まだ恋人同士のカップルは敢えて右にすることで主張するらしいと聞いたからだ。
 それまでも割と異性には好かれる方だったが、大学に進学して以降は異性間交遊に対していくらかオープンになるらしく、声を掛けられることが多くなった。ただでさえ浅い人付き合いを好む月島が、音を上げたのは本当に入学してすぐのころだった。
「だったら、恋人がいますってウソをつけばいいよ、ちょっと女の子にはかわいそうだけどね」
 にじみ出るお人好しさ加減に少しあきれながらも、それは妙案と、長年の友人から出たアイデアを採用した。架空の女性と付き合い始めたのだと嘯いて、無意味な輪っかを常に身に付ける。声を掛けてくる女性はがくっと減り、最近では彼女がいることも厭わないという強気な者くらいになった。
 そう結果を報告すれば、よかったねツッキー、と何年経っても変わらない呼び名と笑い顔で返された。
 帰り道、いつものように友人を横に侍らせ、やれあのギターはヘタだ、このドラムは安定感がと、音楽の話題を繰り返す。いつものように友人は、真剣に自分の話を聴き、神妙に相づちを打っている。
 しかしどうした、今日はいつもと違う。やけに薬指に違和感を感じる。ここ数日つけ続けた輪っかは、もうすっかり指に馴染んできたと思っていたのだが。
 ふと友人の何もない薬指を盗み見て、気付く。
「僕、好きな人ができたみたいなんだ、カムフラージュのための、ウソなんかじゃなく」
 突然の告白に、当然友人は呆けた顔をして、表情で説明を求めてきた。友人の鈍さは知っているが、さすがにこれでは誰でもわからないだろう、しょうがない。
「お前の左の薬指をちょうだい、山口」

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