ジャンル:PEACE MAKER鐵 お題:それいけあいつ 制限時間:15分 読者:704 人 文字数:633字 お気に入り:0人

少年、ヒーローになる(予定)


(スス辰で現パロ)



家を出て一人暮らしをしている兄の部屋には、椅子が3個置いてある。
1つはもちろん、俺がいつ遊びに来てもいいようにだ。
しばらく知らなかった『もう1個の理由』にも、身も心も大きくなってしまった俺は感づいている。
というか、隠しておいてくれなかった。





「だから、来るなら来るって言っておけよ! 分かってたらおまえの分も作っておくのに」
「どうせいつ来てもええように多めに作ってるやん。ただでさえ遠距離恋愛なんて自然消滅しやすいんやから、サプライズも必要やで」
「なっ、お、おまえのためじゃなくて、これは、明日も食べられるように」
「顔真っ赤にして言うても説得力無いわー、むしろ俺が泊まりに来るん待っとるんがバレバレやわー」
「ち、違うって!」



近所に住んでた幼馴染(♂)と自分の兄が、いわゆる恋人同士になってるなんて、出来れば隠し続けてほしかった。
そして、俺がいるというのに痴話喧嘩を始めるのもやめてほしかった。
過去形になるのはしょうがない。
もう何度も付き合わされた。
そして止めてもらえない事も悟った。
それでも俺は声を上げる。



「なー、烝も辰兄も、そろそろ俺の存在も思い出してくれないかなー?」



何となく、小さい頃見ていた国民的ヒーローアニメの主題歌を思い出した。
ただし、俺がこの二人の真っ只中に突っ込んでいくのは『みんなの夢守るため』なんてもんじゃなく、自分の心の平和を守るためだけど。



<終>

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