ジャンル:練習 お題:犬のマンション 制限時間:15分 読者:426 人 文字数:1010字 お気に入り:0人
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出会い

【獣化パロ注意】

学校の帰り、犬を拾ってしまいました。
突然雨に降られ、かばんを傘代わりに頭だけかばいながら水音を立てて濡れたアスファルトの道を走っていたんです。いつもの小さな橋を渡ると、普段はちょろちょろとしか流れていない川は急な豪雨に一気に増水し、ごうごうと茶色く渦巻いて怖いくらいでした。
その河原にいたんです。きゅんきゅんと鳴く声がして、思わず覗き見たら、段ボール箱に動く影。
あ、これは危ないんじゃないかなって。だって水かさはどんどん増えて、川べりのダンボールに届いたら流されてしまう。
私は慌てて河原に降り、箱の中を覗き込みました。そこに、いたの。
ぐっしょり濡れた小さな子犬。

それがひと月前のこと。

ぺったりと長い毛を体に張り付かせ見窄らしげに見えた子犬は、洗って乾かしてやると見違えて綺麗になりました。
金色の毛並みの、とてもきれいな子。犬種は知らないけれど。
私に甘えて尻尾を振るの。
こんな綺麗な子を捨てちゃうなんて。随分と酷い。
でもうちは、学生アパートで犬は飼えません。
放っておけなかったとはいえ、こうなったら責任持って誰か買ってくれる人を探さなくっちゃ。


その晩、夢を見ました。
夢に、とても可愛い男の子が出てきたの。
金色の髪に、灰色の瞳。
その瞳で、私をじいっと見上げてきて。
「坊や、どうしたの? 迷子かな?」
「僕、わかんない。おねーちゃんは僕のママ?」
「え? ……違う、けど」
う、そんな年取って見えるのでしょうか?ああ、でも、ちっちゃい子だから仕方ないのかな。いくつくらいかなぁ。ふたつかみっつ?
「えっと、僕、お名前言えるかな?」
「えっとね、ジン、っていうの。おねえちゃんは?」
「ユノハだよ、ジンくん」
「ユノハ……」
噛みしめるように言って、ニコッとその子は笑いました。
「雨の中で寒かったんだ。ユノハ、助けてくれてありがとう」
「え?」
そこで目が冷めました。
拾ってきた子犬が、私に擦り寄るようにそこにいました。
「もしかして、あなたなの?」
くぅん?と子犬が鳴きます。

まさかね。

でも、よく見ると瞳が灰色。

まさかね。

けど、なんとなく「ジンくん」と呼んだら、わん、と答えてくれたので。
その子の名前は「ジン」になりました。


で、結局わたしが飼うことになって。
犬が飼えるマンションに、引っ越すことになったんですけどそれはまた別の話。

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