ジャンル:デュラララ‼ イザシズ お題:くだらない耳 制限時間:1時間 読者:619 人 文字数:6616字 お気に入り:0人

unique イザシズ 未完 ※未完

 愛してくれる誰かが居るかもしれない愛してくれたなら自分は満たされるかもしれないと思っていた心の皮が無惨にもズタズタに引きはがされて顔を出したのは化け物だった。
 いらないと、心から思って、解放されたことに笑ってしまう。
 あの刃の群れに愛して欲しいだなんて全く思わない。そうか、本当はそんな事欠片も思っていなかったんだと気付く。
 自分の人生を壊す覚悟で諦めた?地獄に耐えられなかった?全部はったりだ。お笑い草だ。
 そうして、希求を捨てて凪いだ心の中に居たのはたった一人だ。そいつも一人だった。
 「ああ、お前の言うとおりだったな。俺は化け物だった。本当は人間らしさなんて欠片も持ち合わせていなかったんじゃねぇか。でもな、じゃぁお前はどうだって言うんだ?お前が人間?笑わせんなよ」
 俺達は本当のたった一人になる為に生きているんだろうか。


 瞼に当たる光で目を覚ます。幼い頃からの習慣だ。雨の日はだから目覚めが鈍いが、日も長くなる5月ごろは5時には目が覚める。
 基本的に、取り立てと言う奴は朝8時から午後9時までしか法律で出来ないので(そもそも弁護士以外がやるとダメだとか、法律は一応勉強しとけとテキストを渡されたりするのによると)早番の日は7時出勤して少し掃除や打ち合わせをして、回収に行く手はずになる。出勤前を抑えるのは基本だが、風俗で身を持ち崩すなんて奴はまともな生活をして無い奴も多い。グレー商売なので、10時間歩き通しもざらにあるが、体力のある時分にはそんなに苦はないが、遅番は昼から出勤なので少し時間を持て余してしまう。一人身では洗濯も掃除もすぐに終わるし、こんな朝からどたばたと動き回れもせずに窓を開けてぼんやりと煙草を吸う。
 朝焼けの空に煙草の煙が白く溶けていくのを何ともなしに見ながら、こんな朝早くから出かける人や、逆に始発で帰ってきたのだろうホストを見る。中心地から程遠いので喧騒とは程遠いが、それでも昼間とは比べ物にならない穏やかさがそこにあって、静雄はこの時間が好きだった。どこか遠くから漂う、パン屋がパンを焼くにおいだけが、少し寂寥と罪悪感を抉る位で。
 携帯を見ると、幽からメールが来ていた。幼い頃からの習慣を知る弟は、比較的体の空いているこんな時間に連絡をくれる事も多い。比較的大きな仕事が今度終わる。とだけ、書いてるので、それは祝えと言う事なんだろうと思いながら、つまみと酒を振る舞ってやることを約束する。宅飲みになる事が多いが、ロシア寿司でもいいかもしれないな、久しぶりにと思う。
 トーストとカップスープ。野菜をとれとうるさいので千切ったキャベツを電子レンジで温めて塩を振る。それをもそもそと咀嚼しながら、まるで人間みたいだなと思うが、この25年を人間としてして過ごしてしまったので、化け物の生き方は分からなかった。セルティとは違う。腹は減るし眠くなるし超能力は使えない。 ただ力が強くて少し精神構造が違うだけだ。
 愛される事を全く求めてない事に気付いた。それが、生まれついての欠損だったのか、それとも25年の孤独を経て獲得したのかは分からなかった。もう、どうしてこんなに孤独なのかと患う事もない。誰の事も欲しがってないのに、欲しがられるわけがなかった。それは、新羅とセルティを見て確信する。新羅がセルティをあんなに愛していなければ、セルティは新羅を愛さなかっただろう。セルティを愛していない新羅を想像できなかったが、恐らく姉の範疇を出なかったのではないだろうかと思う。自分だって、愛してくれた人間を殴り飛ばして拒んだのだが、それでも嬉しかった。嬉しかったが、愛し返せないしいらないと思ってしまったが。愛し返せないからだろうか?と言う事はそもそも、愛していないのだ。
 「だとすれば、愛してるとか抜かしているアイツはそもそも何で愛し返されてないんだろって話だろ?なぁ」
 そういえば、あの男は自分を懐柔する手段だとしても何としても俺を愛してるなどと言う薄ら寒い事は言わなかったなと思い返す。おそらく、それは真実だっただろう。誠実とは少し違う。そうと口に出すのもおぞましかっただけだ。そして、多分俺だけにだ。こんなにも俺もアイツも互いを憎んでる。それでも、俺とアイツは何処か似ていて正反対だ。極点とでもいうのだろうか。
 「それでも、世界には二人しかいねぇ」
 なのに、傍に居る気にならない。殺しあって一人きりになるのが目に見えていた。というか、いつかそうなるだろう。別に一人きりが怖くないんだから。きっと、最後の時も二人きりで、そして本当の一人きりになるんだろうと思い目を閉じて想像してみる。
 覚悟を決めたのか、それはもうあまり怖くなかった。


 ずっとパソコンを見続けた目に外からの光が入って一瞬目が眩んだ。すっかり固まってしまった筋肉を伸びをしてほぐして外を見る。
 ブルーライト軽減メガネを外せば、久々のクリアな視界だ。
 事務所の窓から外を見ると、高速バスが続々と芸術的なビルに停まって、観光客か帰省客か分からない集団を新しく吐き出している。あの中に、新しい玩具は居るだろうかと思う。最近は高速バスによって比較的安価で東京に来られるようになって、若い子供が流入する。夏休み辺りはまた楽しいかもしれないなと思いながら、色々算段を立てている時にふっとシズちゃんの顔が浮かんだので眉を自然と顰めてしまう。
 新羅は、君は静雄に会ってずいぶんと人間らしくなったね。君がそんなに怒るの初めて見たよ!今まで、君は怒らない人間なのかと思ってた。そう笑った。
 「酷いな、新羅。俺だって怒る事位あるよ…あった筈だ。」
 呟いてみて、虚しい。何に怒ればいい?俺を殺そうとする?裏切る?俺から情報か女か何か盗む?妹達や波江さんを拷問する?ああ、全部楽しめそうだった!流石に死ぬのは御免だが、シズちゃんが関わっていないならきっと回避に全力は出しても怒るのとはまた違う。俺は受け止めるだろう。そもそも、なんで怒るのか?だが、平和島静雄だけは駄目だ。シズちゃんだけは駄目だ。人間の振りをしているから、人間を変えてしまうから、人間になる努力もしないから、その癖人間の中で生きている。あれだけは、駄目だと怒りと憎しみが湧く。
 認めるよ。基本的に、俺の感情は喜と楽にぶっこわれているのでこうなるのはシズちゃんにだけだ。高校に入るまでに、俺は怒った事がそういえばあっただろうか?憎んだことは?コンプレックスや焦りは既にあったが、その二つはなかった気がした。それでも、あいつにそれを教えられたのだと言う事は憚られた。事実だとしても、癪だから言ってやらない。
 「お前だけは」
 でも、静雄と対等にやりあうなんて、化け物じみているね、とも新羅は言う。対等なんかではなかった。俺はいつだって、あいつと真正面から向き合ってこなかったさ。本気で殺し合いをしていても、俺自身があいつを傷つけるのは最初の一手だけだ。後は罠の上をかけぬけていくだけだ。そういえば、最初にパルクールを披露する前だったなと、臨也は初めて空を跳んだ日を思い出す。
 朝焼けの空は少しなりを潜めて水色の空は少し色を濃くしている。
 そうだ、こんな空の色だった。最初に空を飛んだのはシズちゃんだった。笑ってしまったからよく覚えている。俺がパルクールを身に付けかけている時だ。屋上からぽんと跳んだ。
 薄い春の青空にはためいた溶けそうな裾の色と広がる薄い黄色の髪に、馬鹿だなと見ほれた覚えがある。 躊躇いもなくビルをポーンと、その脚力で跳びやがった。命綱を付けてさえ、人間は屋上の淵を歩くのが難しいって言うのに。ああ、化け物だなぁと感心してしまった覚えがある。
 化け物は躊躇いがない。こんなちっぽけなものに命を懸けてしまえるのかと、思っいながらも散漫に逃げていたら殴られた。ブラックアウトはしなかったが、僅かにたたらを踏む足にシズちゃんが何か言っているけれど脳が揺れて唇さえ読めない。これでも、体反らしてなるべく威力を殺したって言うのに、なんて力だ。まるでスパナででも殴られたみたいになる。
 それでも、あの単細胞の事だから、これに懲りたらとか言ってるのだろうか?そう思いながら、更に振り上げられる拳を見たが、チェックメイトだ。先生達と新羅がタイミングよく入ってきてシズちゃんをなだめる。新羅は静雄が跳んだ事に驚きと称賛を述べて先生に危ない事を助長するなと叱られた。おい、お前はあの怪物に殴られた俺の事をまず心配するべきじゃないのか。
 退学をちらつかされては成すすべもなくシズちゃんは先程の勢いを全くなくして大人しく反省文でも書きに行く。この学校は恐ろしくも俺の事も見逃さないので、後で課題が申し付けられるだろう。
 ああ、英断だと俺は思う。俺達が殺しあっていれば周りの生徒達に及ぶ害は最小限に留められるなんて浅知恵を誰が思いついたんだろう?褒めてやりたいと思うが、探ってもその提案者はよく分からなかった。よっぽど生徒の特性を見極めて掌握する奴がいるんだろう。それとも、新羅あたりの入れ知恵かも知れないな。
 俺は女性教諭と体育教師に脇を支えられ、新羅の先導で保健室へ誘導される。女性教諭が気遣わしげに俺を心配しながら撫でまわす様な視線で見るのに微笑んでやると、年の割に初心なのか恥じらう様な顔で抱え直す様に身を寄せた。
 それから、放課後まで保健室で悠々と寝て、勧められて病院へ行き一応異常なしと言われて帰った。

 パルクールを曲りなりに、それなりに習得してから、俺もビルからビルへ跳んだ。自分なりに飛距離と風を計算して跳べると確信した上で躊躇いなく。それでも、俺の脚はあの怪物ほどの出力はない、それを体捌きで補ってなるべく遠く。
 ふっと、地面から足が離れてしまう事がこんなに不安定だったかと思う。浮き上がりすぐに落下を始める体と、それを叩く風。死ねる高さ。下を剥く事はしなかったので、高さは想像上でしかないが、それでも俺に備わる想像力は路地裏に叩き付けられる自分を見せて、まるで成功した自分と失敗した自分の二人がこの場に居る様だった。 鉄柵にぶつかる様にして飛んで必死にそれを掴んだ。恐怖はないけど、死にたくないのだ。これで少し、あの化け物に近づいただろうか、人の力でと汗を拭った。人である俺が、アイツに近づき、出し抜く事に意味があるとぼんやりと思っていた。
 ビルからビルへ、そのまま叫びだしたい様な気分で一人駆けた。命のやりとりだ。体制を崩せば、疲れれば、強風が吹いたら死ぬかもしれない様な遊び。ざまぁみろ!って言ってやりたかった。俺だって跳べるって。
 次の日、俺はシズちゃんとビルからビルへ追いかけっこをした。あわよくば落ちてくれないかと、一応自作の音響照明弾(マグネシウムと、まぁその他練りこんだ爆竹みたいな物だよ)を用意して二人で。何時もなら、雑踏を駆ける俺達は人間をかき分けていくんだけど、屋上には誰もいなくてそれは二人の世界だった。
 跳んだ俺に何の称賛も驚きもなく、普通に飛んでくる。俺の様に踏切の足や角度を意識する事も、空中の姿勢も無造作に。
 この日は結局、俺が音響照明弾を飛ぶ瞬間に放ってシズちゃんに蹈鞴を踏ませて落とし、撒く事に成功した。着地して後ろを向いたとき、シズちゃんはまだ落っこちていく最中だった。投げ出されながら確かに目があった。俺達はそのまま目線を絡ませながら落ち切ってしまうまでお互いを見ていた。この時に何を考えていたのかはよく覚えていないけれど、シズちゃんが死ぬかも知れないとかそんな事は微塵も考えていなかった。背中から落ちたシズちゃんは、しばらく身動きが取れないようだった。それに、笑ってやりながら大きく息をつく。
 ドキドキと、運動性の鼓動の速さや体の熱さが煩わしくて、その屋上の給水塔の近くへ登って日陰に寝転んだ。すぐに地面を通してガンガンとシズちゃんが怒りにまかせて階段を上る音が聞こえる。えー、もう動けるのか。でもきっと俺は他へ飛び去ったと思うだろうから無視をする。
 近づいてきて、ドアが捥げたかも知れない位に大きな音がした。少し辺りを見回して、シズちゃんは大きく舌打ちをした。そんなに大声で名前を連呼しないでよ、恥ずかしい。
 その内、シズちゃんは扉を閉めて行ってしまった。流石に、そういう追いかけっこの時は新羅では追いつけないから、ロシア寿司で待ってることが多い。俺はあの日、ロシア寿司に行っただろうか?よくは覚えていなかった。それでも、あの日ビルの屋上群を駆け抜けるのは二人しかいなかった。
 「ああ、嫌だな。二人きりなんてぞっとする。皆で一緒がいい。俺か君が死ぬ時はさ、皆の前で人間達に罪悪感とセンセーショナルとかを与えてさ、死んでいきなよ」
 臨也は笑って呟いた。

 
 最後の殺し合いの時
 真夜中だった。たった二人きりだった。殆ど本能で動いていたのでよく覚えていないが、あの野郎はあの夜珍しく何にも話さなかったのは覚えている。もう、話す事なんて何にもなかった。最後なのに、言っておきたい事なんて、最後の挨拶しかなかった。
 本当は俺達は友達になれたかもしれないとか、朝日の中互いの健闘をたたえあって握手するとか、恨み言を言って残酷に殺してやるとか、トムさんが貸してくれた漫画みたいな事になるには俺達は余りにも互いを理解していた。
 お前は最後の時は本当に一人きりだった。
 その時俺の理性はなかったが、以前二人きりだと考えていたそれとはまったく違った。臨也はいつだって人を介して自分に攻撃をしてきた。それは、車であったりチンピラであったり拳銃であり茜だった。時々それを、まるで見せつけるようだとぼんやり考えていた。
 お前にはお前の為に折原臨也を殴ってくれる人間も、騙せる人間もいないのだと言われている気になって、それはそれで少し思う所があったのだ。なのに、最後は本当に二人きりだった。そう思った。でも、そうじゃなかった。
 そうして、お前に思い知らせる様に、トドメは俺じゃなかった。
 今も実感が湧かない。けど、あいつの自業自得なんだろう。お前が俺にしてきた事が、そのまんまお前に返ってきたんじゃないか!
 お前は本当は一人で、俺は一人じゃなかったのか?
 分からなかった。だから静雄は考えるのを止めた。昔からそうしてきた。臨也はそれを酷く嫌っていたが、考えてどうなると言うのだと静雄は思う。
 思考を止めなかった折原臨也の末路がああだった。それでも、最後にあの野郎は笑いやがったので、負けたのは俺かも知れない。
 最後まで心を折る事が出来なかったが、死んだと決まったわけでもないので、次に会ったら泣いて生きたいと言うまで殺してやろうとぼんやり思った。


 両腕は縫合痕で継ぎ接ぎになっている。自然と解ける奴で縫ってる~から抜糸は要らないと笑った新羅じゃない闇医者は安心しなよイケメンと言ったが、臨也は意外とこの傷を見るのは苦ではなかった。
 あの夜、俺は誰も呼ばなかった。俺として一人としてシズちゃんの前に立った。それは初めての事だった。
 選択肢にはあったし、それなりに武力がある連中だって呼ぼうと思えば呼べただろう。彼女は手を出さないかもしれないが、通路を封鎖して美影ちゃんだけ呼んで脅してでも加勢を交渉する算段もあったし、ヘリを呼ぶことも難しくなかった。なのにあの夜俺は一人きりだった。そうして、そこまで平和島静雄を追い詰めた。あの夜、俺は怪物を怪物たらしめんとする算段の裏で、なんで二人きりを選んだのだろうと思うと体をかきむしりたくなる。
 そんな時に縫合痕を見ながら俺が情報としてやりとりして繋がっていた人間達になぞらえて考えると、痒みは少しましになるのだ。
 結局、臆病だったし、格好もつけたかったのだ。俺は高校の時に本気を出して殺そうとしていれば、あの男は殺せたのかも知れないと思うと、残念な気持ちになる。
 あの男がたった一人である内に、あの男が完璧な化け物である内に何で殺せなかったのか。臆病としか言えない。
 それから、少し惜しんだのだ。

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