ジャンル:デュラララ‼ イザシズ お題:アルパカのぷにぷに 制限時間:30分 読者:607 人 文字数:884字 お気に入り:0人

世界の皆が死んでゆく

 人の魂というものは紐で繋がっているらしく、ある特定の人物が死ぬと自動的に自殺するシステムになっていると科学者が言った。ちょうどDNAがヒストンに巻き付いて収納されているみたいな構造で、DNAが人類の命、ヒストンが人だとも言った。集団心中なるものが各地で流行ったせいで人類滅亡への引き金が引かれたらしい。今、世界人口が恐るべき早さで減少している。ビルの屋上から見られる人間の数も随分と減ってしまった。
「よぉ臨也君。手前の好きな人間サマが次々と死んでってんぜ」
「……知ってるよ」
手すりに頬杖付いて池袋の街並みを見下しながら、化け物の言を受け流した。標識を持った化け物は隣のビルの屋上にいる。人類滅亡なんて冗談じゃない。魂が紐で繋がってる? そんなこと、本当に証明できたのか? 発表した研究チームは皆首を吊った。研究に踏み込んだ各地の科学者チームもある日突然首を吊った。そうして人類に恐怖を与える方が自殺への引き金になってるんじゃないのか。世界滅亡の大予言で絶望し、死んでいった人間が沢山いたのを思い出しながら考える。
ふと、デュラハンを思い出した。デュラハンやら、罪歌やら、その辺の化け物集団なら生き残るのではないか、と。デュラハンはともかく罪歌は人間の体を持ってるし、……ならば隣の化け物は?
「君、生き残られると思う?」
「……さあな。死んでみねぇと分からねぇ」
「そりゃそうだろね」
多分、俺は最後まで生き残る。俺が人類最後の男になる。人類滅亡発表の前日、突然そう確信した。俺が最後の人間だと。嬉しいような、悲しいような、とても寂しくなるに違いないのは明白だった。人類最後の男で、生き残った先に「何」が残ってるんだろう。隣の化け物は生きているのだろうか。
「ねぇ化け物、少し頼まれてよ」
「俺は化け物じゃねえ」
「もし、俺が――」
言いかけて、止めた。散々振り回されたけど、最期だけは俺のものだ。
「シズちゃんが生き残ったら、殺してあげるよ」
「手前死んでねえのかよ」
「俺は死なないよ。君にも殺されない」
最期はここから飛び降りようと、ひっそり胸に誓った。

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それを報復と名付けるにはあまりにも鏡写し過ぎた。ソレを否定すれば自分をどう表現すれば分からなくなるので折原臨也はそれをこう呼ぶしかなかった。 ”平和島静雄は折原 〈続きを読む〉

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