ジャンル:漆黒のシャルノス お題:今の洞窟 必須要素:バツ印 制限時間:15分 読者:612 人 文字数:916字 お気に入り:0人

未完なわけだ


メアリ・クラリッサ・クリスティは慣れないことを強要されていた。
今、彼女とセバスとMは大都市に潜伏している。
何度目かの秘密結社からの襲撃を受けている最中。
幸い、予期していたのかMがそれとなく人気のない場所に移動していたおかげで、
周囲の住民への被害の危険性はない。

「それで、セバス。
 どうして、こんなことをしないといけないのかしら」

「ご安心を。メアリ・クラリッサ」

化粧道具を手にしていたセバスがいつもの主譲りの透明な表情で見上げると、頷いた。

「よくお似合いです」

「お似合いですって、そんな……」

今、彼女は巨大な潜水服を装着していた。
ぼたぼたの分厚い枕カバーのような形状に、
大きな球体の仮面のような、鉢植えを逆さまにしたようなものをかぶり。
波打ち際に立っていた。

ここは海岸都市。
画家志望の目も輝くような美しい二股の人魚や、
見たことのない魚と人のあいの子のような外見の男性たちが住まう場所。

すでに近海の都市の主に話をつけていたMに先んじて
彼女たちは今、海へと飛び立とうとしていた。

「あなたは着なくていいの?」

「いいえ、はい。
 わたしには予めこのような事態を想定した防水機能が完備されています」

「じゃあ、あたしだけなのね……」

目眩のような不安がメアリを襲う。
熱い日光が海面を反射して、光る硝子の破片のようであったが、
今の彼女にはそれに感傷を抱く余裕はない。

「ご安心を。メアリ・クラリッサ。
 よくお似合いです」

「あんまり嬉しくないわ」

「かの狂人・ラプレス博士制作です。
 機能性、外観、どれも極めて高いレベルにあります」

なにが不満なのかセバスは本当にわかっていないのだろうか。
すべてが不満で不安なのだが。
まさか面白がっているというわけでもあるまい。

「見つけたぞ!」

組織の構成員が数名メアリ達を補足して襲い掛かってくる。
悲鳴をあげるには場馴れしすぎたメアリであり、
逃げるには重いものを着すぎたメアリ。
駆け出そうとして勢い良く転んだ後ろで、セバスが流麗な体捌きで次々とのして行った。

「さて、行きましょう」

軽々とメアリを掲げて

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