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ヴィクトルVSバットマン6



ヴィクトルに先んじられたジョークのオチ。
客に結末を読まれるなんてコメディアンとしては最悪だ。

「……知っていたのか?」

「まさか、異世界のジョークなど知るわけがないだろう。
 ただ、予想できたから言っただけのことだ」

「予想できたか……残念だ」

ブルース・ウェインの口元に笑みが浮かんだ。

「何故笑う?」

「ははっ。さあ、どうしてだろうな」

悲惨なくらい愉快な気持ちで呵々大笑した。
腹が捩れるくらいにおかしかった。

「……ふっ」

笑いがガスのように伝染したのか、
ヴィクトルも愉快になってくれたようだ。
まだ太陽も高い昼間に30過ぎの男が殺し合いの中、何をやっているんだと思ったが。
どうしようもなくおかしかった。


「ふっふふふっ……はははは!!」

おかしかった

「ははははは!」

おかしかった

「「あははははははははははは
  ははははははははははは
  ははははははははははは!!」」

本当におかしかった

気の済むまでお互いに笑いあった。
変身を解いたヴィクトルの手には双剣が握られている。
仮面を抑えて心ゆくまで大笑いしている彼の手を払うのは容易いだろうが、
笑いすぎて腹が痛いバットマンにはそれが出来なかった。

ようやく爆笑の発作が収まると。
ヴィクトルは笑いの余韻を口の端に浮かべてブルース・ウェイン頸動脈を斬り裂こうと
腕に力を込めた。

と、同時にスーパーマンがバットマンを掴みあげてヴィクトルより引き剥がした。
かなり急いできたのだろう。息が荒く、話すのも辛そうだった。

「もうすぐ次元の穴が閉じる。
 今すぐここから離れるぞ!!」

「そうだな」

ヴィクトルがスーパーマンに銃を向けて引き金を引き続けた。
耳を塞ぎたくなる大音量の銃声が襲ってくるも、辛うじて当たらない。
もう仮面の彼の素顔を知る機会は二度と無いだろうが、
きっとそれでいいのだ。

「意外だな。君はあの男を倒すのを優先しろと叱ると思った」

次元の穴に飛び込んだスーパーマンとバットマンは
いつもの悪徳の街、ゴッサム・シティに降り立った。
スーパーマンがいるメトロポリスで悪事を働く愚か者というより無謀な輩も厄介だが、
ゴッサム・シティの腐敗は全米でも並べる街は極めて少ない。

「私を助けるのを優先したんだろう」

それくらいはわかる。
ヴィクトルはこれからも多くの者を殺すだろうが、
彼を倒すのにバットマンを見殺しにはしない。
超人はそういう人間性の持ち主であり。
時にはバットマン以上に感情を排した即断をする男だった。

「ありがとう」

スーパーマンに背を向けてバットマンは短く小さく言った。
聴覚は10km先の物音でも聞き取れるスーパーマンが、耳を疑うような顔をした。
聞き返す前に、バットマンは彼の前を去った。
傷は深いが、自宅は近い。
助けは必要なかった。

だから、帰ろう。
ヴィクトルと同じように。

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