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有耶無耶

久しぶりに駄菓子屋というものに行った。
甘い菓子が立ち並ぶその店は、やけにこじんまりと感じられて、ふとその悲しげな姿に「さようなら」と言いたくなってしまう。

隣にいる陽介にその感傷がいやに伝わらないよう、必死に羊を数え、ようやく十匹めというところで、陽介の細い喉から「あいぼう」、と声が漏れた。

棒立ちで高校生がなにかを考えているさまは、ぱっと見ても少しおかしいだろう。

(そのおかしさを見かねて、声をかけてくれたのかもしれない。)

さりげなく、また、頭がついていけてないフリをしながら、俺は言葉を口にする。

「受け継がれてる」

俺を見つめる瞳が、たちまち小さくなった。

「こんなに寂れて、小さくなって、世間から遠ざけられても、この店は続いている。受け継がれてるんだ。
……そう考えたら、立ち止まって……ああ、うん、すまない」

陽介はだまって聞いてくれている。
数秒のだんまりから暫くして、「だな。行こうぜ」という、やさしげな……。



(頭が、白くなる)

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