ジャンル:テンミリオン お題:簡単なガール 制限時間:15分 読者:483 人 文字数:602字 お気に入り:0人

簡単なガールについて




ともかく、私は怒ったのである。
それはもう歯を治療された鮫のように。

[簡単なガールについて知る数件の知識]



リンの逆鱗に触れた。駄洒落じゃない。
何が原因だったのか全くわからない。

「まーたリンちゃんを怒らせたのか? クロウもよくやるなー」
隊長殿は気楽にそう言いなから打牌する。
「ポーン! クロウは我慢強いよねー……ぼく、尊敬するー」
ブルースがへらへら笑いながら打牌する。
「ロンです。ブルースさん。平和です」
テミがさくっと上がる。
「ぐぬぬ……流石テミ……千三百か」
「待ちなさいよねーそれ、私も当たり♪」
マゼンダが笑って手を倒す。
「チャンタ三色ドラドラ♪ おやっぱねー」
楽しそうな麻雀である。
「ブルースもクロウも、よく注意して見なさいよねー、場を」

場を?
その言葉に俺は疑問符を浮かべる。
俺は麻雀を打ってない。何故に場をよく注意する必要が……。


ん。まて、もしかして。
「!ありがとう! いってくる!」

「本場みなさい!八連上がりは役満よ!」

「リン!」
俺は森にこだまするほど大声を出した。
恥ずかしさは少しあった。
だが、リンに言わなければ。


リンは気づいたのか、川辺でぷいとそっぽを向いた。
「何よ。クロウのばあーか!」
「すまない……」

クロウは静かにリンを抱き締める。
「付き合って一年……ありがとう」

リンはようやく花のように笑った

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