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君の惑星 ※未完

「うわ、すげーな」
 戸が勢いよく開いたと思ったら、すぐに驚嘆の声が飛び込んできた。この声はミドリだ。見なくてもわかる。
「なんだこれ? 作ってんの?」
 声は右に左に動きながら近づいてくる。床を埋める本や図面や資料なんかを避けつつ進んでいるのだろう。
「おもちゃか?」
 そう言うと思った。
「太陽系だ」
「たいよおけえ」
 オウムかよ、と思って少し笑いが漏れた。ミドリは目の前のものに注意力のすべてをそそぎこんでいるのか、怒りはしない。
 俺は天文部だ。天文部だから、学校祭の展示に向けていそいそと太陽系の模型を作っているのだ。
「理科で習ったろ」
「……ああ、うん」
「忘れたな」
「そ、そんなことねーし」
 強がるミドリは、ちょっとかわい
「これなんだ」
「じゃあこれはなんて星だ」
「あ、それはわかるぞ!」
 地球!
 ミドリは嬉しそうに言った。そう、地球、君の星。

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