ジャンル:おそ松さん お題:ねじれた第三極 必須要素:手帳 制限時間:15分 読者:378 人 文字数:687字 お気に入り:0人

権力のゆくえ


 手帳を見つけた。わざとらしく丸みを帯びた文字は末弟のものだろう。
 これが十四松なら、きっと一目散にトド松を探しに行って落し物をしたことを教えてくれるだろう。
 もしかしたらその手帳ははるか数十メートル先から投擲されて、半端に差し込んであるメモ帳や付箋は飛び散るかもしれないけれど。
 これがチョロ松なら、すこし躊躇してカバーの端っこに手を伸ばし、頸を振ってから、やっぱりトド松に届ける。
 常識的に、他人の手帳はみてはいけない。そのとおりだ。チョロ松は誘惑されてもじょうしきって強い言葉の前にひれ伏すんだ、たいていは。
 一松は見なかったことにするかもしれない。もしくは、この間の背信行動があるから、中身を見るかな。プライベートを、自分の領域を踏みにじられることが怖いあいつには出来ないと思うけど。
 カラ松は――落ちてたことに気づかないかもしれない。自分しか見えてないから、なんて。いや、ふつうに気づくんだ。それで、親切心から届けてやって、気障な台詞を吐いて「寒いよ」といわれる。
 
 なんにせよ、この手帳のなかみを見る可能性が万が一にもあるのはチョロ松か一松ってこと。
 チョロ松はふとした瞬間、魔が差すかもしれないし、一松は抜け駆けとか一抜けとか、足並みそろわないのがいやみたいだから、その恐怖に駆られたらなんだってできてしまうかもしれない。
 だから兄弟たちよ、この二人には気をつけたほうがいいかもしれないね。

 それで。
 弟が健全に清く正しい道を歩んでいるか確認! というわけでぺらっと開くのがおそ松兄さんだ。
 くれぐれも、気をつけること!



 

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:おのいなふは受験生につき ジャンル:おそ松さん お題:あきれた勇者 必須要素:手帳 制限時間:2時間 読者:302 人 文字数:1737字 お気に入り:0人
腐向け注意です。あの頃も、今も、僕達は間違いを犯しているの続きです。今更ですが、おそチョロです。チョロ松がチョロいです。甘々。あの時から、僕は、僕達の関係はおか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:そゃーす ジャンル:おそ松さん お題:アルパカの冬休み 制限時間:15分 読者:36 人 文字数:461字 お気に入り:0人
照明の落とされた暗い部屋の中、唯一の光源であったロウソクがいま、尽きた。途端に、部屋の中は闇で満たされ、そこに座り込んでいた男は不安げに視線を揺らすと、足を抱え 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:はちこくん ジャンル:おそ松さん お題:裏切りの就職 制限時間:15分 読者:45 人 文字数:574字 お気に入り:0人
骨を食う文化がある。骨食み。骨ねぶり。ニューギニアでは死んだ族長の骨を戦士たちが食うという。極道たちは、オヤジへの敬意と、ヒットマンへの復讐を誓ってその遺骨を 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ハリモグモグ ジャンル:おそ松さん お題:早すぎた地獄 制限時間:15分 読者:33 人 文字数:1013字 お気に入り:0人
いつものようにテーブルを囲むニートたち。 テーブルの上にはお菓子が広げられて雑談していた。「しかし、最終回で地獄ってのは俺らの年齢的に早すぎねえ?」「次のコー 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
無理だ ※未完
作者:匿名さん ジャンル:おそ松さん お題:地獄四肢切断 必須要素:一人称 制限時間:15分 読者:31 人 文字数:495字 お気に入り:0人
虚ろな目で指先を見つめる。握ったものは、しっかりと離さずにいられたようだ。その事に少し安堵する。ー...地獄で待ち合わせ。あの人はいつ来るだろうか。来ることを望 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:おそ松さん お題:かっこ悪い喪失 必須要素:アメリカ 制限時間:15分 読者:30 人 文字数:438字 お気に入り:0人
「なー、カラ松。アメリカ行かない?」なんでもない風にそう語りかけてきたこいつの目は競馬新聞に向けられていて、名前を呼ばれなければ自分に向けられた言葉と認識するの 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:おそ松さん お題:12月の伝説 制限時間:15分 読者:34 人 文字数:503字 お気に入り:0人
長い夏の間、サマー仮面なんてものをやっていた兄は秋がきてすっかり大人しくなってしまった。今日もさながら死んだ蝉のように、モスグリーンの床に寝転んでボーッと天井 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:りんね ジャンル:おそ松さん お題:小さな孤島 制限時間:15分 読者:46 人 文字数:580字 お気に入り:0人
美しい海へカラ松とピクニックに出かけたのは何時のことだったか。未だ口をつく暴言をBGMにお弁当を食べようと浜辺に座った一松は、足を滑らして緩やかに落っこちてゆく 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:はちこくん ジャンル:おそ松さん お題:阿修羅新卒 制限時間:15分 読者:51 人 文字数:576字 お気に入り:0人
班長は凡庸な日本人であった。海外はおろか、本州すら出たことがない男には、RとLの違いがわからないのも無理のない話であった。「それじゃ一緒だ」「…ラ…ライト…」 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:しらたま ジャンル:おそ松さん お題:やば、ピアニスト 制限時間:15分 読者:60 人 文字数:646字 お気に入り:0人
やばい、やばい、やばい。どうしてこんなことになったんだ。僕の目の前にあるのは1台のピアノ。制限時間が上にでている。この時間以内にピアノを弾けということらしい。… 〈続きを読む〉

ふじょしの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:とてつもない火事 必須要素:ヤクザ 制限時間:15分 読者:438 人 文字数:1263字 お気に入り:0人
駅前の路地裏にいる猫の面倒をみていると、大通りからものすごい罵声が響いてきた。ヤクザ者ってこんな風に恫喝しそうなものである。ともかくにも声の持ち主の憤りは伝わ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:ゆるふわな妄想 必須要素:コーヒー牛乳 制限時間:15分 読者:550 人 文字数:1558字 お気に入り:0人
お砂糖にスパイスうんたらかんたらで可愛い女の子は出来てるらしい。 昔見たアメコミのアニメで見た台詞だ。そうやってかわいくなる魔法をぶちこんで出来た女の子たちは 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:つらい魔王 必須要素:ガラパゴス諸島 制限時間:15分 読者:729 人 文字数:1174字 お気に入り:0人
ガラパゴス諸島にいる動物たちはその特異性から一歩も島の外に出ることができないという。 僕たちはそんな外敵によって簡単に殺されてしまうようなガラパゴス諸島の生物 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:苦い会話 必須要素:街灯 制限時間:15分 読者:1394 人 文字数:1499字 お気に入り:0人
風は吹きつけ凍えるような寒さだというのに雪は降りそうにないというのだから浪漫の欠片もない夜だった。 ひたすら体を痛めつける寒風のなか佇む自分が役者でもあれば、 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:大人の行動 必須要素:チューペット 制限時間:15分 読者:692 人 文字数:1282字 お気に入り:0人
今年は暖冬ですというニュースを聞きながら用意された炬燵のなかでぬくぬく寛いでいる。 親のスネカジリクズニートには関係ないですよね、といった姿勢のあらわれである 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:日本ぐりぐり 必須要素:直腸 制限時間:15分 読者:3522 人 文字数:917字 お気に入り:0人
最近太った? という口さがない兄の言葉を一松は黙殺しようとした。 しかし、家に誰もおらず暇を持て余しているらしい長兄はじりじりと歩み寄ってきて彼の定位置である 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:名付けるならばそれは弁当 必須要素:戦闘機 制限時間:15分 読者:5089 人 文字数:1259字 お気に入り:0人
松野一松は、力比べが好きではない。 非戦闘員を自称する一松は、路地裏に来て、見慣れない顔が複数人見えたので危機を察知した。 誰でも分かる。一松の上にいる三人の 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:苦しみの暗殺者 必須要素:ヤクザ 制限時間:15分 読者:612 人 文字数:945字 お気に入り:0人
仁義を通すだけヤクザはマシじゃない? トド松はテレビに映る昭和の銀幕スター追悼番組を眺めて笑った。 現在のヤクザなんて無法者もいいところでしょ。クズなんかどこ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:憧れの芸術 必須要素:200字以内 制限時間:15分 読者:293 人 文字数:200字 お気に入り:0人
芸術たるもの、人心に訴えかけるものでなくてはならない。 自己満足や社会風刺で終わってはいけないのだ、とカラ松は思う。 有無を言わせず目にした者を虜にし、その心 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
終わらず。 ※未完
作者:ふじょし ジャンル:おそ松さん お題:進撃の息子 必須要素:暗黒の瞳 制限時間:15分 読者:436 人 文字数:1214字 お気に入り:0人
――そのへんでやめておいたほうがいいんじゃねえの。 ほろ酔い気分で、けらけら笑いながらふざけ半分ではあったものの、おそ松はたしかにそう忠告した。だから兄として 〈続きを読む〉