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【ベラル】特等席

どうでもいい事で腹を立て不貞腐れる。今回の喧嘩に満たない言い争いの発端は何だったか。
この家主の許可なく部屋に上がり込んでは勝手に冷蔵庫の中を漁り我が物顔で食べれるものなら胃に収め、挙句の果てには少ないと文句を言うルフィのことだ。大方食べ物絡みのやつだったに違いない。
あからさまに機嫌悪いですーという態度を取られたところでベラミーの口からは溜息しか吐き出せない。
唇を尖らせそっぽを向くだけでは飽き足らず体ごと背ける始末。胡坐を掻き、腕を組み、時たま鼻からむっふーと息を漏らす。そんなルフィのご機嫌斜めっぷりに何度今のように頭を掻き毟ったか。人とは常々面倒ごとに遭遇すると頭を掻き毟るのは何故だろう。そんな素朴で心底くだらない疑問を頭の隅に追いやったベラミーは然程遠くない、手を伸ばせば容易に届く距離にいるルフィの細く鍛えられた腰をやや雑に片腕で引っ掛ける要領で引き寄せた。
予想通り上がる文句や抵抗。愚図った赤子並に体を反らしては伸ばし暴れるルフィに隠さず舌打ちを零すも漸くベラミーは自身の掻いた胡坐の中に己より小さな体躯を収めることに成功した。一度押さえ込んでしまえばこっちのもの。徐々に大人しくなるルフィの口元に付いた食べカスを綺麗にする序に口に運ぶ。未だ機嫌が悪いが時間が経てばコロッと忘れたように機嫌が直るのは既に学習済み。ゆるゆる体を預け寄りかかるルフィを上から覗き込めば納得していないが致し方なしと云った顔をしている。その脹れた頬から最後の食べカスを摘みへの字口で閉じている相手の口に押し当てた。三度目で諦めたように口を開いたので噛まれない程度に押し込み、その流れで存外柔い猫毛の黒髪をわしゃわしゃ。

「……ずりぃ」

不承不承な声に間を置かず、どっと身を完全にベラミーに預けたルフィが唸る。見上げてくる目は完全なジト目。されど、それもその内無くなるのを知っているベラミーはただ意地悪い笑みを浮かべ更に相手の体を自分の方へ引き寄せるのだった。

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