ジャンル:刀剣乱舞 審神者 お題:ありきたりな妄想 制限時間:15分 読者:285 人 文字数:923字 お気に入り:0人

あいつらの結婚式って何式なの


ここは現世。審神者の溜まり場と化した、幽霧の審神者が住まう古びたアパート。
ここに、住人の幽霧を含め、4人の審神者がたむろしている。
「あ~、結婚したい~……。」
「君は毎回そうだね。」
最年少かつ唯一の男審神者である若竹の審神者のため息に、
幽霧の冷ややかなつっこみが飛んだ。
それを聞いた風花の審神者が、ふとある事を思い立って、
隣で茶を飲んでいる鴇環(ときわ)の審神者に話しかける。
「ねえねえ、鴇ちゃん。」
「何ですか?」
妙に声を弾ませている理由を不思議に思いながらも尋ねる。すると、風花は藪から棒にこう言った。
「鴇ちゃんは、まんば君と結婚したいって思う?」
「っ?!げほっ、ごほっ!!」
「ちょっ、大丈夫?!」
寝転がってくだを巻いていた若竹が、驚いて飛び起きる。
「だ、大丈夫、です、けどっ。」
むせながらも、何とか立て直す。
「ごめんごめん。そんなにびっくりするとは思わなかった~。」
「驚きますよ!」
いきなり結婚云々振られて、驚かない人間が居たら見てみたい。
鴇環は純粋にそう思った。
「で、どうなの?」
「そ、そりゃあ……付喪神と結婚って、どうするのかなとか、
そもそも結婚って考えあるのかなとか、そういう興味はありますけど!」
興味津々な風花の勢いに押されて、半ばやけっぱちで返事をする。
鴇環も年頃の女性である。気にならないわけがない。
ただ、恋人である火輪の審神者の山姥切は付喪神。
そもそもの結婚観からして謎めきすぎている。
「そっか~。」
「確かに、まず室町式の結婚式ってのが謎過ぎだよな……。」
「そういう問題かな。」
大真面目に考え込み始めた若竹に、呆れ顔でまた幽霧が突っ込みを入れる。
「でも謎だよな?おれ、平安式ならちょっと知ってるけど。」
「それ、お餅ネタだよね?他は?」
「他は知らない!」
「いっそ潔いね。」
三日夜餅しか知らないと言い切ったのは潔すぎる。
「でも、そういう、自分が知ってるタイプの結婚式なのに間違いはないよねぇ?」
「そ、そうですね……。」
結局そのまま、鴇環の結婚願望の話から、刀剣達の生まれた時代の結婚式の形態に話がそれていき、
ついぞ話題が戻ってくることはなかったという。

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