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ヴィーラさんの強靭な胃腸 ※未完

「どうだ」
 カタリナが期待に目を輝かせると、ヴィーラは一瞬だけ微笑を硬直させた後に答えた。
「刺激的なお味ですね」
 舌の細胞が壊死してしまいそうな辛味がヴィーラを襲う。どうやって作ったのか見当もつかないが、これが料理のカタチをした攻撃方法だということは理解できた。しかしヴィーラとてカタリナを傷つけたい訳ではない。現にピクニックにやって来た他のメンバー――ルリアと団長、ビィを始めとした大勢――は、カタリナお手製の弁当を前に表情を凍りつかせている。その手は震えており、ヴィーラ以上に発汗しているようにも見えた。
「そうか、頑張った甲斐があったよ」
「ええ」
 カタリナが他のメンバーに視線を移す。
「か、カタリナ」
「どうした、ルリア」
 震えたルリアが不安げにカタリナを見上げる。
「こ、これなぁに?」
「ハンバーグだ」
 炭よりも黒い楕円形はプスプスと蒸気を上げていた。その上なにやら呻き声のような音さえ聞こえる。おおよそハンバーグでないイキモノだということをルリアが悟る。
「ハンバーグってこんな鳴き声なんだね、わ、わーい、すごーい」
 突き抜けるような晴天の下には地獄絵図が広がる。さながら誰かが危篤になってしまったかのような空気感、カタリナだけがニコニコと笑っていた。
「お姉様」
 ヴィーラが口角を持ち上げた。フォークに突き刺さったスライム状の物体が金属製であるはずのフォークを溶かし始めている。
「味見はされましたか」
 カタリナは首を傾げた。
「どうだっただろうか」
 フォークはただの鉄棒と化した。
「今度いっしょに料理を致しましょう」
 ヴィーラが笑う。
「それはいい!」
 カタリナが両手を合わせると、ずっと黙りっきりだったビィが口を開いた。
「ここにすきなことばをいれてね」
 勇敢なさ

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