ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:優秀な人 制限時間:30分 読者:115 人 文字数:928字 お気に入り:0人

DIO様による暇つぶし ※一応完結

スマホから
腐向けになった。DIOテレ


あの男は優秀という言葉が似合う。

スタンド能力として人の心が読めるせいか行動の先読みが得意だ。こと、日常の積み重ねであればなんのソツもなくこなしてみせる。
食事が先か、風呂が先か。もしくは寝起きにワインを求める。そんな気分の日もある。
けれど彼はそのどれにも対応してみせた。詰まるところ、常にその全てに対応出来るようにしているのだ、

確かに奴は優秀だ、選ばれるであろう選択肢を先んじることが出来る。

けれど、決してそれは最良ではない。

いくら心が読めるとはいえYES NOのみの簡単なものだ。人を相手するのに熟練した者であればスタンドがなくともその域に到れる。
そして心が読めるという慢心が故に、奴の埒外の思考にはついていけない。彼の常識に当てはまらなければ先読みなど出来るはずもなく、こうして簡単に絡めとることが出来る。



ダラダラと額から流れ落ちる汗。
表情こそなんとか笑みの形を保っているが、緊張に強ばっているのがよくわかる。
起き抜けに用を伺いに来た執事を近くに呼び、ザ・ワールドの力でベッドに組み敷いた結果がこれだ。
「ひっ、」という短い悲鳴以外上げなかったのは正しく優秀と呼ぶに相応しい。だが、それだけだ。
きっとこの男の兄であればすぐに状況を判断して、二の句を継いだだろう。今の私の表情をどちらと読み取り、受け入れるから長そうとするかまでは不明だが。

「テレンス、お前はよくやってくれているな。誠に優秀だ」
「あ、り…がたき、お言葉……」
「だが、そうだな」

その上を目指してみたいと思わないか?
組み敷いた耳元にそう囁けば、顔色は青にすら変わった。
予想通り、埒外から戻ってこられたようで何より。だがきっと、常識の範囲外ではあり続けているだろう。小刻みな震えと浅い呼吸が静かな部屋ではよく聞き取れる。

勿論、こんなものただの暇つぶしだ。
この男が最良でなかろうが十分に使えているのだ。それを評価しないほど、私は愚かではない。
けれど、ああ、それでも。逃げられないとわかっているからではなく、更なる評価の高みを目指して震える拳を握ったこの男は、やはり優秀でしかないのだろうな。

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:君の奈落 制限時間:30分 読者:409 人 文字数:1968字 お気に入り:0人
空は夏の水色で、雲なんてしらないという顔で広がっている。ぼくはカフェの目立たない席に座って、机の上にあるパラソルの影に涼んでいる。オレンジジュースとピザなん 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:理想的な男 制限時間:30分 読者:415 人 文字数:1729字 お気に入り:0人
綺麗な言葉で彼のことを例えるのは、ありきたりだと思うし、さらに言えばずるいと思う。ぼくの前でパンと野菜の入った紙袋を危うい動作で持ち運ぶ彼を「きっちりとした人 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:憧れのにわか雨 制限時間:30分 読者:415 人 文字数:835字 お気に入り:0人
僕には憧れのシチュエーションがある。突然の雨に、慌てて鞄で頭を押さえて店屋の軒先に逃げこむと、そこには同じように雨に濡れた制服姿の女の子がいる。彼女は不安げに空 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:ラストは戦争 制限時間:30分 読者:521 人 文字数:954字 お気に入り:0人
「頼む、匿ってくれ!」ドアスコープから覗いた彼は、焦っているようでピンポンピンポンピンポン……と何度もチャイムを鳴らす。さすがに鬱陶しくなって玄関の扉を開けると 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:部屋とYシャツと信仰 制限時間:30分 読者:448 人 文字数:1858字 お気に入り:0人
「セ○クスの後にこういうの着せるの、変態みたいじゃないですか?」「変態でもなんでもいいさ。それしかなかったんだから」 ぼくがからかうように言うと、ブチャラティは 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:シロ ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:たった一つの海風 制限時間:30分 読者:372 人 文字数:888字 お気に入り:1人
懐かしさを追うには、少々失ったものが多すぎた。それでも繰り返しこの場に来てしまう所以は何だろうか。きっと、忘れたくないのだ。逃げるように去ったくせに、あんなこと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:左の絶望 制限時間:30分 読者:498 人 文字数:1589字 お気に入り:0人
身体がへんだと気付いた時、どんな気持ちでしたか。おれの隣で寝そべりながら、藍色の瞳がこちらを伺いながら聞いてきた。へんだと気付いた時。身体が死んだまま動いてい 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:10の脱毛 制限時間:30分 読者:569 人 文字数:1646字 お気に入り:0人
「最近、なんだかよく髪の毛が抜けるんだ……」「……年ですか?」「馬鹿言え、オレはまだ20だぜ」 昼食後のコーヒーを飲みながらブチャラティがそんなことを言った。昼 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:穏やかな交わり 制限時間:30分 読者:433 人 文字数:1900字 お気に入り:0人
今日の夜ごはんはなんてことのない冷凍ピザだ。二人とも何かを作るのが面倒くさくて、あとは適当に切ったサラダにシーザードレッシングを振りかけた。少し鮮度が落ちてし 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:チャナ ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:名前も知らない孤独 制限時間:30分 読者:621 人 文字数:1818字 お気に入り:0人
【仗露】街中ですれ違うひとたちは、ぼくのことを知っているひともいれば、知らないひともいる。目をきらきらさせて、ぼくにサインを求めてくる子どもやぼくの世間的に変わ 〈続きを読む〉

種 一@はじめ_TRPGの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:種 一@はじめ_TRPG ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:優秀な人 制限時間:30分 読者:115 人 文字数:928字 お気に入り:0人
スマホから腐向けになった。DIOテレあの男は優秀という言葉が似合う。スタンド能力として人の心が読めるせいか行動の先読みが得意だ。こと、日常の積み重ねであればなん 〈続きを読む〉