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いつかのけつまつ

(とある日の話しでオリキャラ居るよ)

【いつかは】

目覚めて、ロングワンピース着替えて特務司書の少女は帝國図書館分館へと出かける。
この世界に来て数日が経過した。前の時は刀剣から励起させた最強の付喪神である刀剣男士を率いて
歴史を守っていたが今回は文学を守る仕事をしている。
前の世界に帰るための準備も進めているらしいが、

「おはよー」

分館の扉を鍵を捻って開ければ、静かな図書館が目に入る。

『おはよう』

栞を挟んだ黒い背表紙の本を抱えていたのは加護者だ。完全に侵蝕された本ではなく、
元から黒い本である。完全に侵蝕された本は見たことがあるが、威圧感があるのだ。

「何の本を読んでたの」

『日本文学全集の坪内逍遙と二葉亭四迷と北村透谷』

「誰」

『近代文学の初期の頃の作家』

「きんだいぶんがくか」

いまいち分からないと言うか勉強もしなければならない。

『ここもそうね。戦っているわ』

前もそうだがここでも戦いだ。おわらない戦いをやっている気がしないでもない。向こうなんて
歴史修正主義者との戦いはいつ終わるんだろうとかなっているし、

「終わるか」

『どんな形でも、いずれは』

「いいおわり方がいい」

『全滅?』

からかうような笑い声がして、特務司書の少女が肩をすくめようとすると誰かの気配がした。
加護者が消える。

「おはよう。君、食事の方は、いいのかい」

「秋声さん、おはようなんだよ。食べたよ。ビスケット」

「……もっと、君はいっぱい食べた方が言い。食堂に行こう」

『留守は守ってあげる』

自分にしか聞こえない声がする。
秋声に言われて、とりあえずは食事をしておくことにした。
分館を出る。
まだ始まったばかりのような戦いだけれども、長く続くかも知れないけれども
いい結末になればいいと。感じながら。


【Fin】

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