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長兄の攻防(おそ松、カラ松)

「なあなあ、カラ松ぅ」
妙に甘ったれた声で話しかけてきたのは兄だった。……こんな調子で話しかけてくるときのこいつはやばい。大抵なにか迷惑事を持ってくる。無視を決め込もうかとも考えたが、とりあえず読んでいた雑誌を床に置き、オレは無言で振り返った。「え、なんか目つき悪いよ」と怪訝そうな顔をされる。当然だろう。今から何を頼まれることやら。
「用があるならさっさと言ってくれ」
「実はさ、 お願いがあんだけどさ。お金貸してくんない?」
ほらきた。
「断る。オレとてリトルマネーなんだ」
「頼むよぅ。お前優しいもん、困ってる人を見捨てないって俺わかってるからさぁ」
「……っぐ」
…ブラザーめ、とてもアウチなところを突いてきやがる。
ガールズも既にご存知だと思うが、オレは実際とても優しい男だ。こんなふうに頼られると、優しいがゆえに断れない。ゆえにブラザーの頼みを受け入れ、抱え込み、だんだんしんどくなるのだ。昨日は殺意が溢れ出す前にチョロ松が俺の重荷を全て背負いこんでくれたが、うっかりぶっちゃけてしまったオレは密かに心に決めた。……優しいオレとて我慢できないものはある。ノーなものはノーだ。マネーに関してはモアシビア。
「…無理なものは無理なんだ。すまないおそ松」
「えーっ、頼りにしてたのにぃ」
おそ松は口を尖らせたものの、それ以上何をするわけでもなく、膨れ面で部屋の隅に座り込んだ。…意外にも引きが早かった。普段の彼ならば、もっとしつこくネチネチと粘ってくるのだが。やはり昨日、少々強気に出たのが功を奏したか。勝ったな、と唇を密かに緩めた。
「しゃーねぇかぁ。……ところでさぁ。カラ松、一昨日どこ行ってた?」
「へ?」
唐突におそ松が話題を変え、……オレはうっかり声が上擦った。
「あ、ああ、古本屋に小説を立ち読みに」
「俺も覗いたけどいなかったよー」
「マジか!…フッ、運命の女神がすれ違わせたんじゃないか」
「トッティに焼肉奢れる金はどっから来たのー?」
「……へ?」
………オーマイゴッド。

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