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悪魔の味はどうだった?

「…どうしよう。」
私は今日のおやつ、『白い悪魔』と『黒い悪魔』というチョコレートをいつ、どちらを先に食べるかを悶々と考えていた。


白い悪魔は甘いホワイトチョコレート。黒い悪魔は大人なビターチョコレート。


「黒い悪魔を先に食べるか…?でもそれだと、白い悪魔の味がなくなっちゃうかな…あ、何時に食べるかも決めとかなきゃ!ここは三時かな?あー、でも晩御飯のあとの方がゆっくり食べられる?うーん…」





「なに一人で唸ってるの?あるじさん」


「うわぁ!?乱ちゃん!?…びっくりしたぁ…」


私は今日の近侍、乱ちゃんに顔をのぞきこまれていた。
乱ちゃんはこてん、と首をかしげてこちらをふしぎそうにじぃーっと見ている。とても、長い時間。


えーっ、と…?私、なんでこの子に見つめられてるの?なんか悪いことした?え、ならスライディング土下座して謝るよ?だから許して?
私がそんなことを考えながら乱ちゃんの視線に困っていると、不意に彼はこういった。




「悩んだり、困ったりしてるなら、ボクを頼って?力になるから」




彼の真剣さは、瞳からひしひしと伝わってきた。


「いや、でも…」


言えねぇ。今日のおやつのことで悩んでたなんて。


「…やっぱりボクは、頼りないの?」


「いやそんな悲しそうな顔しないで!?言う、言うから!!」
~◇◆◇~
「なんだ!そんなことか!」
そんなことなんていわないで、私にとってはいろいろ大変なことなの。わかってくれ。
「ねえ、ちなみにその2つの悪魔って冷蔵庫の中に入ってたアレ?」
「うん、あのでっかい箱のやつだよ!」
「それ…食べちゃった!」
えっ。
まってまって、えへへ!見たいな顔しないで。
私は…何をしてたんだ。

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