ジャンル:Re:ゼロから始める異世界生活 腐向け お題:複雑な恋人 制限時間:4時間 読者:26 人 文字数:1275字 お気に入り:0人

【腐ゼロ】複雑な恋人【R18?】スバオト ※未完

 深く口付ける。優しいような、何だかネチネチしたような、どっちつかずな感じのキスだ。別に不快ではないが、優しくしようとし過ぎて、かえって駄目になっている気がする。
 そんなことを何度か繰り返して、ようやく唇が離された。お互いに浅く呼吸を繰り返し、相手を見つめる。二人とも一切の布切れを纏ってはおらず、服はベッドの下に脱ぎ捨てられていた。暗がりの中でこちらを見るのは、目付きの悪い三白眼の瞳だ。真剣な表情で何を考えているのか、案外何も考えていないのかもしれない。そう思っていれば、相手が口を開いて、息を吐いてから声を出した。
「お前、もうちょい髪伸ばせねぇの?」
「…………無茶言わないでください」
 ジロリと睨んで、そう返した。その視線に、少年は肩をすくめる。
「あと身長。お前って意外に高いよな」
「だから、出来るだけ屈んであげてるでしょう。貴方の身長より、低めに」
「今の嫌味で言っただろ」
 ムッとした少年から、プイッと顔を逸らす。僕のその態度に、少年はまた溜息を吐いた。
「悪かったよ。要求ばっか言って」
「そう言いますけど貴方、昨日も後ろばっかりとか、胸がないとか言ってませんでしたか? 僕で満足できないんでしたら、他を当たってください」
「本当に悪かったって。だから機嫌、直してくれよ」
 冷たく言い放つと、少年はギュッと僕を抱きしめた。どこか温かくて、その感覚に僕は寄り添う。すると機嫌が直ったと思ったのか、少年はホッとしたように肩の力を抜いた。
「どうしますか? もう一回、シますか?」
 問いかけると、少年は少し迷った後に、首を振った。そして僕を抱きしめたまま、ベッドの上で寝転がる。その行動に、僕は疑問に思ったことをぶつけた。
「最近、やけに少ないですね」
「あ? ヤる回数のことか?」
「ええ。飽きましたか?」
 別にと、ぶっきらぼうに返される。僕は身体を動かし、彼の方へと向き直った。
「その割には、あまりシませんね」
「気分の問題だよ」
「出来るだけ、声は抑えるようにしてますが……」
 すると話の途中だというのに、彼は僕を抱き寄せ、そのまま「寝る」とだけ口にした。逃げられたように思い、少し腑に落ちないまま、僕も目を閉じる。
「お前って髪の毛、天パだな」
 まだ言うかと、僕は目を開けた。
 彼と恋人のような関係に陥ったのは、すでにどれほど前のことか。理由は存外簡単で、僕の髪の色が、彼のお気に召したらしい。僕も寂しさを紛らわせるからという理由で、彼と身体の関係を持つようになり、今に至る。
 実際のところ、僕の方は欲を満たせているようだが、彼の方は最近お気に召さないのか、少し小言が多くなったように思う。仕方ないだろう。彼の好きな人は女性で、僕はそのような体系では断じてないのだから。おまけに、その人のことを詳しく教えてはもらえず、演じようと思っても、なかなか難しいのだ。
 僕は溜息を吐く。文句を言うなら、最初から詳しく言ってほしいものだ。
「天パで悪かったですね」
「いや? 別に悪くねぇよ」
 嫌味で言ったつもりが

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