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アリのお話。

「こんな格言を知っている?『10人のサラリーマンがいれば、二割が非常に真面目に働く優秀なサラリーマン。六割が普通のサラリーマン。そして残りの二割が不真面目なサラリーマンである』」
「働きアリの法則ですね。2ー6ー2の法則とも呼ばれています」

ちなみに、その働かない二割を取り除くと、また別の二割がサボり出すらしいです。

しかし、一体どうして急にそんなことを言い出したのでしょうか。

「私、ふと思ったのよ。聖グロの中にも不真面目な隊員が二割ほどいるんじゃないかってね」

うわあ、また面倒くさいことを。

「そんなことないと思いますよ?みんなとても真面目に頑張っているじゃありませんか」
「そう見えるだけで、実はバレないようにこっそり手を抜いているかもしれないじゃない?」
「えぇ……」

戦車道で手なんか抜いたら、アッサム様に一瞬でバレてお説教コースです。そんなリスクを背負ってまでサボろうとする人なんているわけありません。

「じゃあ、まずはペコ。あなたがサボっていないかどうかテストするわね」
「まじですか……」

おっと、私としたことが。思いのほかめんどくさい流れに思わず言葉遣いが……。

これって、あれですよね。どうせ暇だから何か暇つぶしを考えた結果、体良く私が使われるパターンですよね。

「では第一問」
「あ、問題形式なんですね」

どうせ格言でしょう。適当に答えておきましょう。

「私の好きな紅茶の銘柄はなーんだ」
「……」

これ、本当にただのひまつぶしですよね。

「ダージリンです」
「正解。第二問」

続くんですか……。もう早速やめたいです。

「私の好きな戦車はなーんだ。また、その理由も答えなさい」
「センチュリオンです。理由は、車内に湯沸かし器が標準装備でつけられているから」
「正解よ。じゃあ、次。第三問」

帰りたい。

「私の身長は何センチでしょう」

知らないですって。

こんなので真面目か不真面目かどうやって判断するんでしょうか。

「知りません」
「あら、オレンジペコともあろうひとが、このくらいの問題にも答えられないの?」

いら……。

「まったく、真面目さが足りないんじゃなくて?私の身長体重、スリーサイズはダージリンファンなら答えられて当然よ?」

「あら、ダージリン。書類整理をサボって紅茶を飲んでいるあなたが、一番不真面目なのでは無くて?」

あ、アッサム様。

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