ジャンル:Fate/Grandorder お題:淡い蕎麦 制限時間:15分 読者:51 人 文字数:709字 お気に入り:0人
[削除]

散文。偶にはさっぱりしたもの食べたい。

柳生但馬守宗矩は、カルデアの通路を思案げに歩いていた。
ここに来てからというもの、目にするもの全てが何もかも理解の範疇を超えている。とは言え、座からの記録を知識として与えられる故に混乱はしない。元々が新しもの好きの好奇心旺盛な性格だと言う事も、この世界では助けになっている。今ではタブレットを使って、SNSにアクセスして交流を深めている相手もいるくらいだ。
しかしどんなに現状に順応しても、その反面に募ってしまう想いもある。それは願望や欲求にも近く、ふとした折に浮かび上がるそれを無視したところで、どんどん欲求が強くなるばかりであった。
剣豪たる者、邪念であれば己の迷いと一刀の元に斬り伏せるだけの事である。そういった精神修行も重ねてきている。だが、この欲求は邪念というにはあまりにも細やかであったし、それ故断ち切れぬ想いとなって更に想い募らせてしまう。
「うーむ……」
通りすがりの食堂からは、ふうわりと良い匂いが漂っている。夕餉の支度に忙しく動き回る猫だか犬だか狐だかと、赤い弓兵。彼らの作る食事は宗矩の舌も腹も十分に満たす程の腕前であった。国や人種、信仰を飛び越えて様々な存在が一堂に会しているのに、これと言って大きないざこざが起きないのは、人理を守る一念の元に集う事は勿論、彼らの食事の旨さにもあるだろうと宗矩は見ていた。
カルデアの平穏と胃袋を守る為、日夜忙しく厨房で戦う彼らに、己の細やかな願望を告げるのはどうにも気が引けてしまうのだ。
「……はんばぁぐとやらも美味ではあるが、偶には蕎麦を啜りたいものよ」
宗矩は食堂を通り過ぎ、はあと大きな溜息を漏らした。蕎麦への尽きぬ欲望は、まだまだ膨らむばかりだ。

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


見つかりませんでした。

匿名さんの即興 二次小説


ユーザーアイコン
【腐】無題。 ※未完
作者:匿名さん ジャンル:ツキウタ。【腐】 お題:穏やかな男 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:1536字 お気に入り:0人
****「おっ邪魔しま~す。」――変な癖で、ついつい人様の車に乗ると言ってしまうんだよなぁ~。と、眠気とその場の雰囲気で少し飲んだ微酔いで、心地の良い疲労感でふ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ヒプノシスマイク お題:免れた夜風 必須要素: 制限時間:30分 読者:30 人 文字数:1525字 お気に入り:0人
高校を出てから住み始めた家は横浜にあって、だから全然ゴミの日を覚えられないで二年か三年くらい、多分そう、三年近くは経っている。ゴミを溜めているなんてことはなく 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:Fate/Grand Order お題:平和と祖父 必須要素:北海道 制限時間:15分 読者:50 人 文字数:929字 お気に入り:0人
埼玉以北には行かないと誓った日もあった。 厚い雲に覆われて日が届かない地にいる。おろしたてのダウンをかき抱いて、セイコーマートから走る。はやく温かいホテルのロ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:Fate/Grand Order お題:アルパカの四肢切断 必須要素:ジャケット 制限時間:2時間 読者:7 人 文字数:1657字 お気に入り:0人
型落ちの薄型テレビでは夕方のニュースが流れている。民放だ、たわいも無い内容で本当にくだらない。アルパカふれあい牧場の取材カメラと差し出されたマイクに、ふっくらと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:うつたか お題:空前絶後の失望 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:618字 お気に入り:0人
「高崎ぃ!」バタバタと、宇都宮が騒がしく在来の部屋に駆け込んでくる。「どうしたんだよ、そんな急いで」珍しく焦る様子の宇都宮に視線が集まる中、高崎はなだめるように 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:BanG Dream! お題:それいけ昼下がり 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:992字 お気に入り:0人
「だからさ、こう、耳をぴょこぴょこってさせたの」「わかんねえよ! なんでそれが祝ってることになるんだ……」 時刻にして、昼を少し回った頃。いいかげんおたえへのツ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:アイドルマスターSideM お題:黄色い償い 制限時間:30分 読者:25 人 文字数:960字 お気に入り:1人
315プロダクション所属プロデューサーの俺が、葛之葉雨彦が事務所前の掃除をしているのだ、という話を事務所待機中の紅井朱雀に話したのは偶然だった。そういや朱雀、前 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:KーPOP お題:人妻の屍 必須要素: 制限時間:30分 読者:18 人 文字数:352字 お気に入り:0人
気がつくと、隣に女が寝ていた。いや、正確には死んでいた。口元に泡を吹かせていた。僕は怖くなった。身に覚えがない。すぐ横に酒があった。数本の酒が乱雑に置かれていた 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:名探偵コナン(夢) お題:調和した俺 制限時間:4時間 読者:17 人 文字数:1256字 お気に入り:0人
ちょう わ てう- [0] 【調和】( 名 ) スルものごとの間に釣り合いがとれていること。ものごととものごとが互いに和合していること。 「 -がとれる」 「 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
※未完
作者:匿名さん ジャンル: お題:臆病な武器 制限時間:15分 読者:10 人 文字数:39字 お気に入り:0人
時計のために引き取った子供、ルドガーは少しぼんやりとした子供であるようだった。 〈続きを読む〉