ジャンル:Fate/Grandorder お題:淡い蕎麦 制限時間:15分 読者:66 人 文字数:709字 お気に入り:0人
[削除]

散文。偶にはさっぱりしたもの食べたい。

柳生但馬守宗矩は、カルデアの通路を思案げに歩いていた。
ここに来てからというもの、目にするもの全てが何もかも理解の範疇を超えている。とは言え、座からの記録を知識として与えられる故に混乱はしない。元々が新しもの好きの好奇心旺盛な性格だと言う事も、この世界では助けになっている。今ではタブレットを使って、SNSにアクセスして交流を深めている相手もいるくらいだ。
しかしどんなに現状に順応しても、その反面に募ってしまう想いもある。それは願望や欲求にも近く、ふとした折に浮かび上がるそれを無視したところで、どんどん欲求が強くなるばかりであった。
剣豪たる者、邪念であれば己の迷いと一刀の元に斬り伏せるだけの事である。そういった精神修行も重ねてきている。だが、この欲求は邪念というにはあまりにも細やかであったし、それ故断ち切れぬ想いとなって更に想い募らせてしまう。
「うーむ……」
通りすがりの食堂からは、ふうわりと良い匂いが漂っている。夕餉の支度に忙しく動き回る猫だか犬だか狐だかと、赤い弓兵。彼らの作る食事は宗矩の舌も腹も十分に満たす程の腕前であった。国や人種、信仰を飛び越えて様々な存在が一堂に会しているのに、これと言って大きないざこざが起きないのは、人理を守る一念の元に集う事は勿論、彼らの食事の旨さにもあるだろうと宗矩は見ていた。
カルデアの平穏と胃袋を守る為、日夜忙しく厨房で戦う彼らに、己の細やかな願望を告げるのはどうにも気が引けてしまうのだ。
「……はんばぁぐとやらも美味ではあるが、偶には蕎麦を啜りたいものよ」
宗矩は食堂を通り過ぎ、はあと大きな溜息を漏らした。蕎麦への尽きぬ欲望は、まだまだ膨らむばかりだ。

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


見つかりませんでした。

匿名さんの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:DQ11(腐)  お題:日本お尻 制限時間:2時間 読者:3 人 文字数:1836字 お気に入り:0人
あ、またか。そう思いながらバッグから携帯を取り出す。僕は、自宅からだいぶ遠い私立高校に通っている。だから、七時十五分発の電車に乗って行かなければならない。といっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ぷよぷよ お題:意外な秀才 必須要素:穢れたる地上に舞い降りし漆黒の堕天使 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:381字 お気に入り:0人
「我は、穢れたる地上に舞い降りし漆黒の堕天使 ……」「何言ってんの?」「遂に頭が…いや、元からおかしかったですわね…」一見して優秀そうな出で立ちの彼が、所謂"中 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:おおきく振りかぶって お題:苦しみのしきたり 必須要素:ひょっとこ 制限時間:1時間 読者:10 人 文字数:1497字 お気に入り:0人
「あのさ、試合中にリラックスする方法、考えたいんだけど」本日の部活動を終え、汗だくの練習着を脱ぎながら阿部はそう言った。それは唐突な言葉であったが、特定個人に対 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:鬼滅の刃 お題:名前も知らない事件 制限時間:15分 読者:3 人 文字数:761字 お気に入り:0人
自分が選抜を通り、鬼殺隊の剣士として任務にあたるようになって早くも数か月が経っていた。相変わらず鬼は怖いと思っているし。殺されるかもしれないと毎度、考えているが 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:終わりのセラフ お題:僕の嫌いなぬるぬる 制限時間:2時間 読者:12 人 文字数:584字 お気に入り:0人
なにこれ目の前の気持ち悪いぬるぬるした生き物に俺は恐しさと驚いていた。いきなり柊家の研究室に呼ばれたかと思えば、何だよこれ。「驚いたか?」背後に気配がして咄嗟に 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:東方Project お題:小説の借金 制限時間:1時間 読者:36 人 文字数:2793字 お気に入り:0人
夕暮れ時の残照に赤く浮かび上がる幻想郷。人里に響き渡っていた子供たちの笑い声が遠ざかっていく。仕切りに客寄せをしていた露店も帰り支度を始める。その片隅、貸本屋『 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
【腐】無題。 ※未完
作者:匿名さん ジャンル:ツキウタ。【腐】 お題:重い犯人 必須要素:ドン引きするような描写 制限時間:30分 読者:11 人 文字数:2257字 お気に入り:0人
******――なにかモノ足りない……。甘いものもしょっぱいものも、食べてみたけど、矢張り何かがモノ足りない。今日は、午前中に台本読みがあったけど、別に台本の台 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
K
作者:匿名さん ジャンル:名探偵コナン お題:東京の行動 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:787字 お気に入り:0人
「いたぞ!」「追え!」やばい。見つかった。今俺は何者かに追われている。その何者かは知らないがきっとアポトキシン4869の謎を解明している組織だろう。さっき組織の 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:名探偵コナン お題:煙草と広告 制限時間:30分 読者:11 人 文字数:1275字 お気に入り:0人
「快斗 煙草臭い」これは彼の悪い口癖だ。高校卒業後、俺はマジックを本格的に習うためロサンゼルスへと旅立った。それが正解だったのか2年間の修行の後俺はロサンゼルス 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:終わりのセラフ お題:彼と沈黙 制限時間:4時間 読者:14 人 文字数:684字 お気に入り:0人
今日はひな祭りだ。目の前の豪華なちらし寿司に目を光らせる。「な、なぁ暮人。何で俺を呼んで・・?」なんて声を掛けても彼は無言でちらし寿司を食べている。さすが柊家。 〈続きを読む〉