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【とうらぶ/ランダム有】鶴薬だったもの ※未完

※未完

第一部隊が出陣から帰ってきた時、本丸は仲間の声で賑やかだったことにすぐに気づいた。
それが剣戟の音もせず、緊迫したものでもなかったから彼らは緊張をほぐして中に入っていく。
隊長である薬研藤四郎が玄関口を開けると、聞こえたのか足音が複数近づいてくる。
先頭に立ってやってきたのは白ずくめの細身の男、鶴丸国永だった。
「お! 帰ってきたな、おかえり!」
「ただいま、鶴丸の旦那」
鶴丸国永は大きく手を広げ、薬研藤四郎にさあ来いと言わんばかりの表情を一瞬したのだが、すぐにその腕を下した。
「? どうしたんだ?」
鶴丸国永のノリに合わせようとした薬研藤四郎が不思議そうに首を傾げる。一歩足を前に出すと、相手は口を押えつつ反対に一歩後ろに下がった。
「旦那?」
帰還したことに喜んで迎えに出たまでは良かったが、今までしていたことを思い返せば流石に迂闊に近づけない。それを思い出したのだ。
「いや、悪い。今は近づいたらだめだ」
薬研藤四郎の後ろから気だるげに入ってきた宗三左文字がすぐさま顔をしかめて見せた。
「…うっ、何ですこの臭いは」
「はは、えーと…ちょっとニンニクをな…」
「ニンニク? 何だ、また悪戯か?」
「そういう訳じゃない。ていうか君ら俺をなんだと思ってるんだ」



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