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合体ヘルメット



「お二人の仲を深めてもらうためぇ、こちらを使ってみましょ〜!」

てってれ〜っ、とネコ型ロボットよろしく不可思議なヘルメットを二つ取り出したあぎり。怪訝そうな顔とわくわくが滲み出る顔、それぞれにメットを被せる。

「ではではぁ、スイッチONです〜」

白い光が部屋を覆い尽くして3人の視界を奪う。暫くの後光が収まり、二人が立っていた場所に立っていたのは一人の影。

「「私達、ひとつになってる!?!?」」

金髪ロングと茶髪ショートの間の子と思われる、亜麻色ミドルの平均的な体格の少女。声は中世的だが女性とわかる高さのもの。ソーニャとやすなの合体少女、まさにやすニャといった所だろうか。

「うまく行きましたねぇ〜?」

「おい!これどうするんだよ!早く戻せって!!!」

「あれぇ?ソーニャちゃん?満更でも無いのは私だけじゃないみたいだね???」

くすくすと笑うあぎりに噛み付くソーニャ、そして思考を共有して弱みをつつくやすな。一人の人間が二人分のセリフを喋るためとてもやかましい。

「効果は24時間でぇす。明日のこの時間まで、お二人で仲良く過ごしてくださいね♪」

「これ、やすなの考えてる事が直接わかるんだが、本当にくだらない事しか考えてないな……」

「いやんソーニャちゃん!覗いちゃ恥ずかしいよ〜!」

「あ、おいあぎり……これ、トイレとか風呂とかどうするんだ……」


「「あっ……?」」

「おぉい!冗談じゃないぞ!」

「お二人で仲良く、いいですね?」

ぱふんと煙幕で消えるあぎり。ソーニャの怒号が空き教室に響いた。

後日、艶々のやすなと幸せそうなソーニャが目撃されたそうな。

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