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髪色ブレイクスルー ※未完

 ずっと、何かに変わりたいと思っていた。

 毎日に閉塞感を覚えていた。
 差し迫ったことは何もない。バイトは多分順調で、単位も差し迫ってない。たまにはバイクに跨って外に出るときもある。ゲームの成績は……いつも通りだと思う。悪くない。
 喚くほど不安があるわけじゃない。スキップするほど楽しくもない。ないない尽くしで、いつも否定形から入る自分に嫌気が刺す。
 わかっては、いる。つもり。みんながみんな抱えてる感情で、特別なことじゃないさ。悩みがあってなんて相談するほどでもない。ほんとに。
 ただ、喉元に何かが当たっているようなむずがゆさだけがある。床屋で白いケープを被せられたときみたいに。入学式で、初めて黒いネクタイを締めたときみたいに。
 広い広いパークに閉じ込められた、くたびれたライオンみたいに。無視してしまう程度の閉塞感を覚えていた。

 午前3時。椅子が軋む。気分転換に古ぼけた窓を開け放った。上下に並んだ信号機の奥には、まだ朝日の端っこすら見えない。
 5戦して2勝。負け越しこそしたけど、内容的にはうまくできたと思う。今になって思うと、味方運も良いほうだった。あからさまな初心者もいない。致命的な失敗もない。でも野良試合なんてそれでも負ける世界だ。
 ただ、少しだけお互い噛みあわなくて、初動が遅れて、順当に競り負けた。悪くない。悪くはない。なんでもいいから雑音で耳を満たしたくて、網戸だけを閉めて、夜の喧噪を聴いていた。
 この町にもいい加減慣れたと思う。特に面白いこともない町だ。典型的なベッドタウン、ドーナッツの一番厚いところ。一番の売りがショッピングモールで、ターゲットのはずの若者はだいたい隣の市に足を延ばす。大学生にとっちゃハリボテの建物。
 なんで自分がこの町にいるのかがわからない。大学もバイト先も近い。自分でここだって決めた。でも、
 なにも、ぜんぜん、特別なことなんて
 こんな夜更けにイキったバイクの音。

 「チッ」
 
 日付が変わってから15回目の舌打ち。
 集中ができない。悪くない。はず

 去年よりは、まだ面白い。

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