ジャンル:仮面ライダーオーズ/OOO お題:彼が愛した惑星 制限時間:30分 読者:34 人 文字数:452字 お気に入り:0人

塵と金属片

はじめて雪というものを知った。
そういう気候現象があるのは、知識として頭に入っていたし、王の住処ででも雪と思わしきものを認識したことはあった。しかし、赤銅の視界では白を感じることはできなかったから、空から降ってくる塵という解釈でその時は片付けたのだった。
だからはじめて見たときには、顔にも口にも出さなかったが、多少なりとも驚いた。音を吸い取ったように降る、透明に白いそれに手を伸ばして触れれば、指先に冷たさを感じることができた。
食うなよとからかってくる馬鹿に、ひと睨みをくれてやる。お前と一緒にするな、と言えば、いや冷たくて甘いよ、でもお前ただでさえ食いすぎだから、とほざく。これは水でできていて、そして水は甘くないことを俺は知っている。なんていうのかな、金属みたいにきしきししてるんだけど、舌のまわりに染み込む甘さなんだよ、などとへらへら言って、そいつはベッドにもぐりこんだ。
もう一度外の冷気に手を伸ばす。大きな塊が手のひらに落ちてくる。口に含む。濃厚さも、爽快さもなく、ただうっすらと苦かった。

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