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壮大なる兄弟喧嘩【闇落ち】

※闇落ち


「お前達は、この本丸にある運命の屍と云うのを知っているか?
これはこの本丸の定め。無ければいけないモノ。
これが在るお陰で、俺達は今、自身は刀だと信じて戦っているのさ。

皮肉な話だがな__」



「な、ぜだ…あにじゃ、」

 目を真ん丸にして、今にも泣きそうなこの子は僕の弟。
 弟と言っても、別に血が繋がっているわけでもなく、ただ打った人が同じだと云うことだけ。
 そう、ただそれだけの仲。

 だから、僕が溯行軍側へ行っても、関係ないのだけれど、何故だか本丸に居る刀は悲しんだ。いや、まぁ怒った刀もいたかな。


「何故? 可笑しな事を聞くね。
では何故、君達の主が正しいと思えるんだい? その証拠、根拠は?
というか、そもそも僕達は本当に刀だったのかい?」

 すべては植え付けられた記憶かもしれないのに、よく信じれるよね。そう云うと『__』は下を向いた。

 ほら、わからないじゃないか。


「だ、が…溯行軍になる必要はないだろう兄者!」
「…では、誰がこの惨劇を止めるんだい?
溯行軍でさえ、本丸の刀に太刀打ち出来ない。なら誰がやるべきだと思う?」

 まぁ、お前にはわからないだろうけどね__




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