ジャンル:遊戯王ARC-V お題:調和した小説家たち 制限時間:1時間 読者:128 人 文字数:1773字 お気に入り:0人

榊家の男子の秘密(現パロ)

※パラレル次元。架空の設定あり。

榊ユーリは世にも稀な四つ子の三男として生まれ、ごく普通の中学二年生としての生活を送っていた。
実はユーリには他の三人には隠していたことがある。
ネット上で「小説家」として活動し、投稿サイトにいくつか自作の短編小説をアップしていることであった。
ちなみに得意ジャンルは友情以上恋愛未満の青春小説である。

「……昨日アップした小説、あんまり反応ないなぁ。ヒロインが他の男になびく描写を入れたのが不味かったかな」
学校から帰り、自室で一休みしたユーリはサイトにアップしたばかりの新作の評判はどうかとスマホでチェックする。しかし悲しくなってくる位通知は届いていない。
「ここ最近が紛れ当たりだったのかな…ん?」
だめ押しでリロードしたところ、通知が二つ届いていた。
一つは新作がブックマークされたこと。そしてもう一つは感想が届いていることだ。

大急ぎでチェックすると、相互フォロワーの「night」さんからの感想だった。早速読んでみる。
『植物園さん(ユーリのハンドルネーム)、新作読ませてもらいました。ヒロインの心の揺れ動き、読んだこちらもどうなるか期待不安の未來が動き出している感じでとてもドキドキしました。初めての続き物ということもあり、後編の投下を今か今かと心待ちにしています。』

その文章を見た瞬間、ユーリの不安は一気に吹き飛んだ。
「ああ、良かった……」

「night」さんはファンタジー系が得意ジャンルのネット小説家だ。少し中二病の匂いがあるが、巧みな心理描写に定評があり投稿サイトの小説ランキング常連でもある。
ユーリも最初は熱心な一ファンだったが、今ではこうやって感想を送り合う仲にまで発展できた。

「あ、nightさんの新作アップされてる、早速読もっと」
恋愛ごとには一切興味がないと思われ、実際付き合っている彼女もいない。しかし思春期の少年少女の心の揺れ動きを見たり想像したりするのはとても好きだった。
「……僕が小説、しかもこういうジャンルを書いているなんて知られたらどう言われるかな」

次男のユーゴには悪い意味で面白がられるかもしれない。
四男の遊矢にはドン引きされるかも。
長男のユートは……案外無関心かもしれない。堅物だから。

「当面の目標は僕がこうやって活動している事を知られないことだな……」
そう、こうやって細々とネットに自分の想像した世界を見てもらい、好意的な感想を貰える。それだけで十分幸せなのだ。
「でも、ほかのネット小説家はどんな生活をしているのか知りたいかも」
特に「night」さんは。

「そう言えばユートに国語の教科書借りっぱなしだった。返さないと後で怒られちゃう」
ユートは自分よりも先に家に帰っているはずだと、玄関に彼の靴があったのをユーリは思い返していた。

ユーゴの教科書とは違い、使い始めてから半年が過ぎても落書き一つない綺麗な国語の教科書を左手に持ち、ユーリはユートの自室のドアをノックする。
「ユート、今日は教科書ありがとう。返しに来たよ」
返事はすぐに来ず、本をバサバサと広げるような音が少しあった後、「わかった、入れ」とやっと返事があった。

失礼しますとユートの自室に入る。彼は机に向かったまま勉強をしているようだった。相変わらず真面目なようで、とユーリは少し呆れた。
「何か隠してたの?赤点の答案?」
「バカ言うな。誰かが部屋に入ってこようとすれば誰でも焦る。それが兄弟でもな」
「まあ、それはそうか」

じっと目線をユートの机に移動させる。よく見ると机の上のパソコンの電源が入ったままだ。
「わかった。ネットでイヤらしい画像を検索……」
「出てけ」

冗談のつもりだったのに、この堅物と思いつつユーリは渋々自分の部屋に帰っていった。
「なんかムカムカしてきた……この苛立ちを小説にぶつけよう」

「……行ったな。相変わらず鋭いヤツだ」
ユートは机の上のノートパソコンを開く。そこにはユーリも投稿している例のサイトに繋がっていた。
正確には自身のネット上での名義「night」のマイページが。

榊家には秘密がある。
異なるジャンルで活躍するネット小説家が二人、同じ屋根の下で互いが互いのファンと知らぬまま生活していると言う事を。

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