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守り人 ※未完

―とうりゃんせ とうりゃんせ ここはどこの細道じゃ―

人間の子供は7歳までは神の子であるという

人ならざるものが見え、あまつさえ言葉を交わすことができる者もいるという



その日、五虎退はほかの兄弟たち等と部隊を組んで阿津賀志山への出陣を命じられていた。
帰り道、戦場(あちら)と本丸(こちら)とを結ぶ狭間にさしかかったときに、足元の虎がふと傍らの森の奥を見つめた。

「虎くん…?」

つられて木々の間に視線を走らせると、茂みの端から小さく丸くなっている頭と布の塊が見えた。

(ああ、『引っ張られて』しまったんですね)

部隊長である一期一振に声をかけ、他の皆は先に本丸へ帰還してもらうよう促した。
その頃にはほかの兄弟もこの空間に紛れ込んでしまったものに気がついていたが、五虎退が適任であろうと任せてくれたようだった。

皆を見送り、五虎退は森へと足を踏み出した。
こちらに気づいている様子のない小さな子供へ近づき、そっと声をかけた。


「こんなところで、どうしたんですか」

子供が顔を上げると、利発そうな瞳が見えた。

「おにいちゃん、だあれ?」

首をかしげると長い髪がはらりと揺れる。
にこりと微笑みかけるといくらか警戒が解けたようだ。

「いまね、かくれんぼしてたの」

「お友達と、ですか?」

「うん!」

「ここは入ってはいけない場所です。お友達も探しに来られないから、あなたが見つけられなくて困っているかもしれませんよ」

「そうなの?どうしよう…」

「ぼくと一緒に戻りましょうか」

「連れてってくれるの?ありがとう!」

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