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どこかの日常風景

※ユーゴとリン。過去話。

ユーゴがDホイールの調整に使うパソコンは、彼とリンが一から作り上げたものだ。
モニターやキーワードは闇市で購入、細かい部品は少しずつ貯めてきた資金からなんとか少しでも良いものを。
外見はかなり薄汚れているが、頭脳でもある内部はそこらの既製品にも負けていない。

「ちょっとユーゴ。たまにはパソコンキレイに掃除しておきなさいよ」
「あー……」
「返事は『あー』じゃなくて『はい』!」
「はいはい、オメーに言われなくてもわかってるよ!」
彼らが最近完成させたDホイールは定期的なメンテナンスが必要だ。時には長い時間を必要とすることがある。
そのためユーゴは食事を摂りながらパソコンに向かい作業をせざるをえず、気づいた時にはキーボードがかなり汚れてしまうことがある。

「私が掃除してもいいんだけど、それだとユーゴが成長しないからね!」
「なんだよ、オメーはオレの母親か」
「母親じゃないわよ。あなたのパートナーで幼なじみ」
リンはそう幼なじみの少年に笑いかけた。

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