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槍と村正、夏の散策。 ※未完

山の中の散策には少々蒸し暑い日和には、何故だかさらに暑くならざるを得ない出来事がやってくる。

「我々の土地に侵入するとはいい度胸だ」
蜻蛉切は背負った籠を水平に保ちながら、グッと低く構えて言った。
千子村正も落ちていた太めの枝を拾い上げながらクスクスと笑う。
「冒険もこんな所までくると暴挙デスねぇ」
フヨフヨと湿度の高い風をまといながら数匹の敵短刀が彼らとの距離を調節するように舞っている。

バシッ

両者見合ったのもつかの間、村正の枝のひと突きが飛び出た短刀をカシンッと弾いた。
そこから弾かれた短刀を避けて他数匹が猛攻を仕掛けようと動き出す。
しかし、それは意外な形で引き止められた。
後ろの一匹が虫取り網に絡め取られたのだ

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