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それを、友達と人は呼ばない

「俺とお前は友達だろ?」

 そうだね、ブロント。僕たちは友達だ。君が、僕を救い出してくれた。あのどうしようもない暗闇から。だから、僕は永遠に君の友達だよ。僕は、君のためになんでもする。
 君の敵は、僕の敵だ。君が悲しむなら、僕はその原因を取り除く。君が苦しむくらいなら、僕が代わりに苦しもう。

 なのに、何で、今。君は泣いているの? 苦しんでいるの? 僕が、君の代わりに痛みも苦しみも引き受けたのに。君のものだったはずの傷は、僕が全部受け取ったのに。君が泣くことなんて、何もないはずなのに。

「死ぬな、ブルース」

 涙がぽたりぽたりと、僕の顔に落ちる。霞む視界に映る君の顔は、見たこともないくらい哀しそうに歪んでいた。



 どうして? 僕は、僕自身が君を傷つける原因にだけは、決してなりたくなかったのに。

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